Intel Ultra Mobility Event – Computex TAIPEI 2009

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IntelがComputex TAIPEI 2009にあわせて行ったUltra Mobility Eventでは、同社Senior Vice President General Manager, Ultra Mobility GroupのAnand Chandrasekher(アナンド・チャンドラシーカ)氏が、Atomプロセッサーやそれを採用したMID、ロードマップ、ソフトウェア互換性などについて語った。

Intel Ultra Mobility Event

http://www.youtube.com/watch?v=mhnoaCXDEHg
2009年末に登場する次世代Atom、Moorestownの低消費電力の概念図

http://www.youtube.com/watch?v=-RwdPcQ_1eQ
Moorestownの消費電力

http://www.youtube.com/watch?v=DzWf8SdWoc0
AtomのRoadmap。Moorestown(2009年末)やMidfiled(2011年頃)まで


http://www.youtube.com/watch?v=U4GZVhfXSuU
各社から出展されたAtom採用のMID

http://www.youtube.com/view_play_list?p=9AEF7B895F72D3F9
その他ビデオ

Intel Ultra Mobility Event

今回採用された製品はどれも、Atomプロセッサを使い、小さくしただけの製品ばかりで、物としての魅力は少ない。
Atomプロセッサ採用製品が小さく出来るメリットの1つは、通常のパソコンと同じOS、ソフトウェアが動作すると言うことで、ネットのサービスもこれを採用した製品ではそのまま使える。このあたりはArm系のプロセッサを使ったスマートフォンにはなかなか難しい点だ。

しかし、今回紹介された各社の製品は、今までもどこかからでていたような製品ばかり。
日本の小型化が得意なメーカーだけではなく、各社からこのクラスの製品が安く出てくるのは魅力だが、今のところハードウェアとしての魅力は少ない。
また、Moblinなどの使い勝手もiPhoneなどには及ばない。
特に小型デバイスの場合、Windowsを小さい画面で扱うのは逆に使いづらいこともあり、UIの工夫なども必要になってくる。

かといってArm系のプロセッサを使ったAndroid端末も、まだ完成された物とは言えないわけで、この競争はまだまだ数年間は混沌としそうだ。
基盤サイズが圧倒的に小さくなるMoorestown搭載機が登場するだろう2010年頃にはOSも含めこのクラスの製品がどうなっているのか楽しみだし、さらに小さくなるMedfield採用製品が登場する2011年あたりには各種OSの使い勝手も向上しているだろうから、そのころまでは傍観するのも悪くないのかも。

Intel Ultra Mobility Event

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