WindowsのBecky!からMacのThunderbirdへデータ移行

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Mac OS Xの魅力はいくつかありますが、その中の1つが、Spotlightでの検索でしょう。
さまざまなアプリケーションソフトでつくったファイルも縦断的に高速に検索できるので、GoogleデスクトップやVistaのクイック検索なんかがそれにあたりますが、OSの標準機能として、それらの機能を先取りしていたのは先進的です。
メールも大量にあると検索が大変になりますので、Mac OS Xにしたらメールも含めすべて検索できるようになるだろうということで、MacBook Proを導入したついでにメインに使うメールクライアントもMacへ移行。
Mac OS Xで使うメーラーとしては、標準のMailとMozillaのThunderbirdもしくはその他、みたいな感じだったので、Thunderbirdにすることに決定。
Windowsで使用しているメーラーはBecky!だが、Becky!のデータはThunderbirdに直接移行できないのが問題。
そこで、データ移行方法をいろいろ調べると、例えば以下の2サイトを参考にとりあえずWindowsのThunderbirdに移行し、そこからMac版へ移行すればいいという結論に。
Becky2からの移行
Becky!2 から Mozilla Thunderbird への移行
やり方としては、Becky!にプラグインのCircleBeckyを入れる。
プラグインを入れたらBecky!の「ツール」「メールボックスの整理」でmbox形式で出力。
その後、以下のスクリプトでフォルダ構造を変更。
Becky!V2からThunderbirdへの乗り換えVBScript
VBScriptってよく知らなかったのですが、Perlなんかを入れなくても、WindowsだとIEだけあれば動くスクリプト言語なので手っ取り早いみたいですね。
Perlのスクリプトはここ
フォルダ構造を変更したらWindowsのThunderbirdでインポート。
その他各種設定。
標準でApplication Dataにある、Thunderbirdのメールデータがあるフォルダを、丸ごとMacのThunderbirdフォルダにコピー。
MacでThunderbirdを開くとWindowsと同じ設定でMacのThunderbirdが動作する。(細かい点は不明)
ThunderbirdはWindowsでもMacでも同じデータ構造のようなので、そのままコピーして使えるというのはすごい。
インストールしてデータ移行して、各種設定した後に気づいたが、ThunderbirdはSpotlight検索には含まれないことがわかった。
しかし、Thunderbird自体の検索機能はまあまあよいので、それほど不自由は無さそうだ。使い勝手はBecky!とは全く異なり、今のところ使いにくくて仕方ないが。