May 042011
 

ノートパソコンに限らず、iPadなどのタブレットやスレートなどの各種データを活用するクライアント端末を利用する場合、クラウドを活用するのは当然となりつつある。
ある程度割り切ってクラウドを活用するのは当然だが、クラウドに依存し期待しすぎるのは非常に危険だ。

例えば、iPadだが、最低構成の場合16GBとなる。16GBでとりあえず使用可能だが、ある程度活用するようになり、Appを一定数インストールし、必要最小限のデータを入れるだけで10GBを超えるようになる使い方が多いかと思う。
筆者の場合、最低限のAppやデータだけでも20GBを超えており、少し余裕を持ってデータを入れるだけで30GBを超える。
このデータをなるべくクラウドにおいて、クライアントの容量を減らそうと言うのが最近の考え方だが、これは各種環境が整わない限りあまり実用的ではない。

整う必要のある環境

通信回線
パソコンやタブレット端末とインターネットに直接接続する回線はもちろん、データを置くクラウドまでの回線が必要十分な速度で動く必要がある。
例えば、10MBのデータを必要とした場合、現状速いWiMAXやLTEでも20Mbps程度なので、データ取得に4秒程度必要だ。100MBなら40Mbpsになったとしても20秒だ。
これは理論上の値で、実際の体感速度はさらに長くなる。

クラウドのコスト
自宅サーバーなどを使用すれば、電気代と最小限の通信費でほぼ無限大の容量を確保できるが、どこかのサービスを利用する場合、ある程度の費用がかかる。
例えば、Dropboxを使用する場合100GBの費用は月に$19.99。SugarSyncの場合、100GBで月に$14.99か年$149.99。
Google Docsは比較的安く、年間$20で80GBとなる。

iPadの16GB版と64GBの価格差は1.6万円。ある程度の容量のクラウド維持費用とハードウェアの価格は微妙なところだろう。
通信回線の速度はもちろん、そのコストも重要だが、体感速度が速ければ速いほど高コストになる。現状ではクライアント内と外のデータアクセスにかかる手間は全く異なる。

ソフトウェアの対応も含め環境が整うまでは、クラウドに過剰に期待するのは禁物だ。もちろん、ある程度割り切って使う分には、クラウドは非常に便利。

 Posted by on 2011年5月4日 at 3:14 PM
Apr 172010
 

NECのUQ WiMAX対応モバイルルーターAterm WM3300Rを購入した。
すでに、UQ WiMAXのサービスは使用しかなり満足している。現在使用しているのは、LenovoのWiMAXモジュール内蔵済みThinkPad T400s。USBタイプのモジュールも持っているが、PC以外でもWiMAXのインフラを使いたかったのがこれを購入した理由。

実売2万円弱。2010年4月現在の最安値は16,500円程度。
NEC Aterm WM3300R

NEC Aterm WM3300R

この製品は、無線LANルーターとして、様々な機器が無線で接続できるが、インターネット側への接続はUQ WiMAXのみとなる。つまり、UQ WiMAXに接続出来なければ、ほとんど何の意味もない製品。

現在、UQのWiMAXは市街地を中心にエリア拡大中。もちろん、地方などはエリアになっていないところも多いが、自分の移動範囲はほぼ全てエリア内になっている。エリア、PC用のドライバ品質など含め、使い勝手は日々向上し、実用に耐えうる物となっている。

セットアップは大変だった。
すでにUQ WiMAXのサービスには加入しているので、機器追加登録をしなければならない。もちろん、UQ WiMAXの電波が届くところで行う必要があるが、なぜか私の環境では、UQ WiMAXに接続するまでが厳しかった。
実際に、WM3300Rのアンテナには電波が来ているのはわかるし、ThinPad T400sでも余裕でつながる場所で接続しようとするがなぜかエラー。仕方がないので、より電波の状態がよいだろう屋外で接続しようとするがそれでもエラー。
そんなことを2時間ほど繰り返していると、なぜか運良くつながった。

ここで、月200円となる機器追加オプションの申し込みをし接続。
それから、WM3300R経由でインターネットに接続しようとするがなぜか出来ない。インターネット未接続と表示される。
設定を見直したり、再起動などいろいろやるがどうやってもインターネットに接続しない。
この設定を3時間ほどやった後に最終手段として、工場出荷状態に戻し、初期設定をやり直すとなぜか問題なく接続出来た。

何が悪かったのか不明だが、使えるようになるまで、合計5時間ほどかかった。

接続出来れば、通常の無線LANルーターと同じように使用できる。スピードも当然ながら高速で、ちょっとしたADSLレベル。
高速移動中にも試したが、PC内蔵のWiMAXモジュールと同じような安定度のようで、電波が届いているところなら問題なく使用できる。ただ、例えば、ソフトバンクの3G回線でiPhoneを使うのと、WiMAXで使う場合の体感速度の差はあまり感じない。しかし、iPod touchのように3G回線が使えない端末では、どこでもネットに接続出来るので非常に便利に使えるだろう。

バッテリの持続時間は、時々切ったりという使い方をしておおよそ4時間弱。一般的に朝出かけて、夜帰ってくるという方が多いだろうから、予備バッテリーは2つ常備したいところ。純正のバッテリーは1個5,000円と高価。

サンヨーのデジカメ用バッテリーL50と同じ仕様なので、これを使う事も可能とのこと。しかしサンヨーのバッテリーも5,000円程度だ。そこで互換バッテリーの登場だが、こちらは1個1,000円程度から。秋葉原などでは2,000円弱で売られている。1/5程度の価格で売られていれば危険性を認識しつつも、互換バッテリーを買いたくなるのが人情だろう。

本体の発熱は結構ある。冬場にはカイロがいらなくなるくらい暖かくなるので良さそうだが、夏場は結構つらくなるかもしれない。

電波の感度などは、アンテナが最適化されたPC内蔵タイプよりも劣っている。特に電波がギリギリの屋内ではそれが顕著。もちろん、窓際において使うとようなことも出来るので、電波が届きづらいところでの使用ならそんな使い方がいいだろう。

設定にはなぜか戸惑ったが、バッテリで4時間弱、そこそこ発熱する、純正バッテリーは高価という点が気にならなければ、Wi-Fi機器でどこでもネットに接続出来る環境の構築には最適の一台と言える。

Apr 062010
 

モバイルルーターを選ぶでは、ルーターにデータ通信モジュールを接続する物を選んだ。
これ以外に、その物自体にデータ通信モジュール機能の付いた製品がある。

イーモバイルのPocket WiFi D25HW
NECのUQ WiMAXで使用できるAtermWM3300R

などだ。
これらは、いわゆるSIMロックがかかっており、それ以外の通信サービスでは使用できない。
もちろん、SIMロックフリーの製品もある。

NOVATELのMiFiだ。日本で入手しやすいのはMiFi 2372だが、どのMiFiも基本的にTri-band HSUPA/HSDPA – 850/1900/2100 MHzに対応しており技術的に日本のデータ通信網に接続可能。
もちろん、日本の各種認証は必要だが、a2networkなどが国内販売を始めると言うことなので、法的にも問題ない物が手に入ることになる。

このMiFiにはSIMカードが必要となるが、どこのSIMが最適か?
今のところ、ドコモのエリアを使用でき、2年間縛りはあるが、月額最低0円+945円、最大で月額5985円+945円という料金設定のWILLCOM CORE 3Gが注目だ。

Apr 032010
 

通常、USB型のデータ通信モジュールなどは、パソコンと直接接続して利用することを想定している。
このUSB型のデータ通信モジュールなどを直接接続できるルーターがある。バッテリ内蔵でWiFi機能もあるため、そのルーターを持ち歩けば、そこがホットスポットになり、そこにWiFiで接続すれば様々な機器でインターネットが扱えるようになる。
それがモバイルルーター。

2010年現在、いくつかのモバイルルーターがあるが、主要な製品は以下の3点ほど。

PLANEX CQW-MRB
covia CMR-250
cradlepoint PHS-300

これ以外にも、外付けバッテリーで対応する物もあるが、運用の手間を考えると、バッテリ内蔵型の方が適しているだろう。

それぞれ特徴があるが、注意点としては、どこの通信モジュールに対応しているか、バッテリー駆動時間や予備バッテリ、充電時間はどうか、そもそもの安定度や価格など多岐にわたる。

使い勝手を見ると癖のある物も多いようで、ネットで評判がよいのはcoviaのCMR-250のようだ。価格は1.4万円ほど。一方、PLANEXのCQW-MRBは1.1万円ほどなので、単純な本体価格はCQW-MRBの方が安い。
長時間駆動させる場合になるバッテリは、富士フイルムのデジタルカメラで使用している物が流用できるようだが、どれが使えるのか、互換バッテリの安全性なども注意したい。

結局、日本で使うならcoviaのCMR-250が無難では無かろうか。