モバイル向けに2021年にリリースされている主な第11世代インテルCoreシリーズは、4コア、8スレッドで、Core i5とCore i7のコア数とスレッド数は同じです。
コア数がより多いCPUもありますが、メインストリーム向け製品のコア数とスレッド数はCore i5とCore i7で同じです。
Core i5とCore i7の違い
インテルのCPUはCore i5よりもCore i7の方が高性能ですが、Core i7よりもCore i9の方が高性能です。
2020年頃のCore i5とCore i7はコア数、スレッド数が同じ事が多く、性能の差がどの程度あるのかわかりづらいです。
コア数、スレッド数が同じでも、他の部分に違いがありますが、それがどの程度性能に影響するかが問題になります。
売れ筋の製品であるメインストリーム向けの製品でよく使われるCPUの主な機能で比較します。
Core i7-1165G7 | Core i5-1135G7 | |
コア数 | 4 | 4 |
スレッド数 | 8 | 8 |
cTDP-up | 2.8GHz | 2.4GHz |
cTDP-down | 1.2GHz | 900MHz |
最大周波数 | 4.7GHz | 4.2GHz |
キャッシュ | 12MB | 8MB |
Iris Xe 実行ユニット | 96 | 80 |
価格 | $426 | $309 |
https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/208658/intel-core-i5-1135g7-processor-8m-cache-up-to-4-20-ghz.html
https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/208662/intel-core-i7-1165g7-processor-12m-cache-up-to-4-70-ghz.html
大きく異なるのは動作周波数とキャッシュの量、グラフィック機能の実行ユニット数です。
CPUの性能はザックリと比較した場合、コア数、スレッド数、動作周波数、キャッシュの量の順で性能が決まります。単純にコア数が多ければ性能が高くなるわけでもなく、動作周波数が高ければいいわけでもなく、全体的なシステムのバランスが重要です。おおむねコア数が高く、動作周波数も高ければ性能は高くなります。
インテルのこの世代のCPUではコンフィグラブルTDP(cTDP)という仕組みが用意されており、CPUが決めたTDPではなくパソコンメーカーが設定したTDPによって動作周波数がかわります。わかりやすく書けば、より発熱対策が出来ている高性能なパソコンほど同じCPUでも高速に動作できるということです。
このため、全く同じCPUを使っていても、パソコンメーカーや機種毎に性能の差が明確に出てきます。
同じメーカー、同じ機種でのCPUだけの違いの場合は、発熱対策は基本的に同じなので、CPUの能力差の問題になりますが、上記でまとめた動作周波数、キャッシュの量、グラフィック機能の違いはどの程度になるでしょうか。
ベンチマークなどを行えば数割の違いは発生しますが、実際の利用状況ではそれほどの差を感じることはありません。
明確に差が出るのは時間のかかる処理、負荷がかかる処理のような場合で、画像編集などの高度な作業を行った場合、ゲームのような高精細な画像を扱うような場合に限られます。
Webブラウザで一般的なサイトをみたり、動画鑑賞、Officeソフトで文書作成などならCore i7とCore i5の性能差はそれほど感じないでしょう。
画像編集のような用途をメインに使わないなら、Core i5でも十分です。CPUの違いによる価格差で、メモリを8GBから16GBにする、ストレージの容量がより大きくした方が快適に利用出来ます。
まとめ
コア数、スレッド数が同じCore i5、Core i7はキャッシュ、動作周波数などが異なる。
実際に利用する状況によるが、普段使いでは同じコア数、スレッド数のCore i5、Core i7の違いはほとんど感じない。
違いが出るのは画像編集のような性能が必要になる用途。
CPUよりもメモリやストレージ容量を増やした方が快適になる事が多い。