日本語入力する際にはローマ字入力するのが基本で、ローマ字ではアルファベットのキーを使用します。かな入力する方でも、日本語内に含まれるアルファベットを入力する事はあるので、アルファベットの配列をある程度覚えることは必要になります。
このアルファベットは、ABC順ではなく、デタラメに並んでいます。
このデタラメな並びはアルファベット列の上段左側の配列からQWERTY配列と呼ばれています。
QWERTYは英語のQualityと似た発音で、カタカナの一般的な表記で書くとどちらもクオリティになります。
QWERTYではないDvorak配列というのもあります。
こちらはキーの並びではなく、考案者の名前ですが、キーボードのキーのハードウェア的なサイズや位置などは同じなので、QWERTY配列でDvorak配列を使うことも出来ます。一般的ではありません。
QWERTY配列の理由
なぜこの配列になったのかは、一般的にはタイプライターの構造が影響したとされています。カナダのタイプライター収集家に個人的に質問した際もそう答えていますが、膨大な文献から調べた「キーボード配列QWERTYの謎」を読むと、そうではないこともわかってきます。
そもそもそのタイプライターの構造の根拠となっているアーム構造の発明とQWERTY配列が決まった時期に矛盾があること、配列が決まって至った経緯などがこの本を読むとわかります。
結局、QWERTY配列になったのは諸説あるがよくわからないというのが現時点での回答なのかも知れません。
QWERTY配列で覚えるべき事
QWERTY配列の歴史的経緯、他のキー配列などは特に覚える必要はありません。
必要なのは一般的なこの配列のキーボードのキー自体の位置です。
それ以外は知りたい場合は調べれば良いし、何かもう一つ覚えるとすれば、この配列の名前がQWERTY配列ということくらいです。配列の名前はキー上側の左を見れば思い出せます。