Appleは現地時間2026年3月3日、MacBook Proシリーズの新モデルを発表しました。
Apple Silicon M5を搭載した2025年10月に発表したMacBook Proの追加モデルで、M5 Pro、M5 Maxを搭載したモデルとなります。M5シリーズの大きな改良ポイントはGPUにAI関連機能のNeural Acceleratorsがあることで、1世代前のM4などと比べてもAI関連演算機能が大幅に強化されています。
それではM5 ProやM5 Maxの特徴は何でしょうか。
Apple Silicon M5 Pro / M5 MaxのFusion Architectureとは
Apple Silicon M1 Ultra、M3 Ultraは、AppleがUltraFusionパッケージングアーキテクチャと呼ばれる技術で、それぞれ2つのM1 Max、M3 Maxを1つのSoCにつなげて1つのSoCとして構成していました。
今回のM5 Pro、M5 MaxはAppleがFusion Architectureと呼ぶ技術で、それぞれ2つの半導体ダイを1つにつなげています。おそらく無印M5のようなSoCをつなげているのではと推定されますが詳細は発表時点では不明です。
今回のポイントは、従来は最上位SoCにのみ使われていたパッケージング技術を上位SoCでも採用するようになった点です。これによって従来はダイ面積が大きかったProとMaxの製造コストが下がり価格も押さえられる可能性があります。
Apple Siliconを主に製造しているTSMCにはSoIC-MH(System on Integrated Chip Module Horizontal)という、チップの統合技術がありこれらを利用していると推定されます。これは、複数の半導体チップをつなげる技術で、大きな1つのチップを作るのでは無く、1つのチップ自体の面積が小さくし、それぞれをつなげる技術です。半導体チップは大きくなればなるほど、製造時に不良になる率が高まるので、製造コストが下がることが期待出来ます。
M5は10‑core CPU、10‑core GPU、16‑core Neural Engine、最大メモリ32GBに対して、M5 Proは最大18‑core CPU、20‑core GPUで最大メモリ64GB、M5 Maxは18‑core CPU、40‑core GPU、最大メモリ128GBになっています。ProとMaxはM5比でCPUコアは2倍、GPUはProが2倍、Maxが4倍になっています。
M5 Proは通常のM5と同等のチップをつなげているもの。M5 MaxはM5のGPU部分が倍になっている別のチップが使われている可能性がありますが、M5 ProとM5 Max用のベースのチップは同じで、GPU部分の良品コア数の違いで、M5 ProとM5 Max用に切り分けている場合があります。
AppleはLLMの性能が高速になったことをアピールしていますが、これにはメモリ量に加えてメモリ帯域幅が非常に重要です。
M5 Proは最大307GB/s、M5 Maxは最大614GB/sとなっています。さらに使用しているSSDの速度も上がっています。
M5はM4からメモリ帯域が28%高速な153GB/sになっており、AI関連で重要なメモリ速度はM5でも高速ながら、M5 ProやM5 Maxではさらに高速で、GPUのNeural AcceleratorsによってM4までのApple Siliconよりもさらに高速なAI関連性能が見込めます。




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