Wi-Fiとは無線LANの名称で、Wi-Fi Allianceによる登録商標で、標準規格のIEEE802.11規格で相互接続が可能な製品につく名称です。
要するにWi-Fiとは無線LANのことですが、Wi-Fi Allianceで認証され相互に接続が確認された、ちゃんと接続出来ることが保証された無線LANの事です。
Wi-Fiは「ワイファイ」と読みますが、この名称はWireless Fidelityから撮られているそうです。Wireless(ワイヤレス) Fidelity(高品質)という意味です。
従来のWi-FiはIEEE802.11aとかIEEE802.11gとか、よくわからないIEEE標準名がそのまま使われていましたが、2018年よりよりわかりやすい表記のWi-Fi 6などが使われるようになりました。
Wi-Fiの規格一覧
| 策定年 | 名称 | IEEE標準 |
| 1997 | IEEE 802.11 | |
| 1999 | IEEE 802.11a | |
| 1999 | IEEE 802.11b | |
| 2003 | IEEE 802.11g | |
| 2009 | Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n |
| 2013 | Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac |
| 2021 | Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax |
| 2021 | Wi-Fi 6E | IEEE 802.11ax |
| 2024 | Wi-Fi 7 | IEEE 802.11be |
| 2028? | Wi-Fi 8 | IEEE 802.11bn |
Wi-Fiの新しい規格が採用されている製品の方が、Wi-Fiでの通信速度が高速になります。
新しい規格の方が、使用している周波数、変調方式などでより高度な物が使われているからです。そのぶんアンテナサイズなどの影響を受け、機器自体が小型のスマートフォンにはフル機能のその企画が使えるわけではないです。新しい通信規格に対応したとしても、どの機種で、何に対応しているかはそれぞれの機種の実装によります。
また、国や地域毎に利用出来る周波数帯なども異なり、全世界で完全に同一の通信規格がフルで使えるわけでもないです。
基本的な機能自体はWi-Fi 6やWi-Fi 7などと機器に表示されていれば使えるし、相互の接続も可能で、下位規格との相互接続も可能です。
