ディスプレイの発色数1670万色や10億色の意味

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ディスプレイの色数

ディスプレイの発色数は1670万色や10億色など、使用するディスプレイモジュール自体によって表現できる色数が異なります。
おおむね1670万色表示あれば必要十分で、より色にこだわる用途などには10億色表示のより高品質なディスプレイが適しています。

2020年以降で、1670万色を下回る色数のディスプレイを搭載したモデルは日本でリリースされていないと思いますが、極端に安い製品にはそのようなモデルもあるかも知れません。

色数はビット深度で決まる

ディスプレイはディスプレイを構成する各画素が表示できる色数で決まります。各画素はRGBの赤、緑、青を組み合わせて表現されますが、それぞれの色が何段階コントロールできるかで色数が決まります。
1677万色表示できるディスプレイの場合、各画素のRGBそれぞれが8ビットで表現出来るという事です。

8ビットとは2の8乗のことで256段階の表現が出来るという事です。RGBの3色それぞれで256段階の色表現(階調)をして、256の3乗で16,777,216色の表現が出来るということになります。これを略して1670万色としています。

8ビットが3つなので24ビットカラーと呼ばれることもあります。
24ビットに加えて8ビットの他の情報を加えたりした場合は32ビットカラーと呼ばれることもありますが、この時の色自体も1670万色です。

最近増えているのは10億色表示可能なディスプレイです。
各画素のRGBそれぞれ10ビットつまり1024段階の表現が出来る場合、1024の3乗で1,073,741,824色の表現が可能です。略して10億色ですが、ディスプレイ等の仕様によってはこれより若干少ない場合もあります。
10億6433万色となっている場合は、RGBそれぞれが1021段階の表現が出来る場合です。1021の3乗で1,064,332,261色になります。

ディスプレイのクオリティは端末の価格に反映する

一般的にディスプレイは、サイズや解像度、最近では有機ELかなども検討の要素に入りますが、ここで説明している色数は、ディスプレイの品質を占める一つの要素でしか無いです。
一般的に高級モデルの方がより発色や明るさのコントロールが可能な高品質なディスプレイを搭載しています。

おおむね10万円台で標準的な品質のディスプレイ、20万円以上でより高品質なディスプレイ、10万以下の製品は表示できれば良いくらいの品質のディスプレイを搭載している事が多いです。