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ソニーは2012年4月に就任した平井一夫社長兼CEOによる経営方針説明会を2012年4月12日に開催した。
コア事業となるデジタルイメージング、ゲーム、モバイルの強化。テレビ事業の再編、新興国事業の拡大、新規事業、イノベーションの加速などが説明された。
一見、VAIOなどPC事業が見えてこないが、スマートフォンやタブレット、PCは今回の説明でのモバイルに含まれている。
モバイル分野の強化点として、完全子会社化したスマートフォン事業でXperiaなどのリードタイムを半分以下に短縮し、魅力的な商品を素早く市場に投入。Xperiaと、タブレットやVAIOを従来以上に融合し、モバイルプロダクトのワンプラットフォーム化を行うなどの方針が示された。
それぞれの製品を別の会社が開発していたのでは融合は難しいが、新経営体制での湾マネージメント化などで、迅速な経営判断などでそれが可能になったとしても、XperiaやSony TabletはAndroidでGoogle、VAIOはWindowsでMicrosoftが主導権を握って開発しており、ソニーでしか出来ない製品というのは非常に難しいだろう。
どれだけ魅力的な製品を今後リリースできるのか、CES 2012でお披露目された正体不明のVAIOには魅力を感じなかったが、新しい経営体制による実際の商品で確認したい。