レノボは2015年2月3日、2014年12月末日とする2014年度第3四半期決算を発表した。
売上高は141億ドル。M&Aにより買収関連費用、事業構造が変化しているが、買収費用排除後の純利益は2億5300万ドルとなった。

M&Aにより、事業構造が変化した。2013年は売上げの81%がPC事業だったが、65%に、24%がモバイル事業、9%がエンタープライズ事業になった。
PC市場シェアは20%となった。

PCとWindowsタブレットを担当するPCグループ(PCG)の売上は92億ドル。税引前利益(PTI)は過去最高となる4億9400万ドル。第3四半期のPC出荷台数は前年同期比4.9%増の1600万台。市場シェアは総計で20%。

事業部門別
Motorola製品、Lenovoブランドの携帯電話、Androidタブレット、TVを担当するモバイル事業グループ(MBG)の売上は34億ドル。税引前利益は8900万ドルの赤字。Motorolaは前年同期比118%増となる1000万台以上を出荷。Motorolaは、中国市場に再参入を予定し、買収完了から4〜6四半期の間に黒字化の予定。

MotorolaとLenovoの両ブランドの端末の出荷台数を合わせると、レノボは、SamsungとAppleに次ぐ世界第3位。MotorolaとLenovoの両ブランドを併せた市場シェアは約6.6%で前年同期比で78%増。
第3四半期におけるグローバルでのタブレットの出荷台数は370万台で、市場シェアは4.8%で前年同期比9%増。最新のYogaタブレットの立ち上げによるもの。
中国市場は成長が鈍化しているが、レノボの携帯電話の出荷台数の60%は中国国外となっている。

Lenovo ThinkServer ブランドおよび System x 事業ユニットの下で販売されるサーバー、ストレージ、ソフトウェア、サービスを担当するエンタープライズ事業グループ(EBG)の売上は12億ドル。System x 事業ユニットの売上は9億8600万ドル。System x 統合からわずか90日で、EBGの営業収益(税引前利益)は黒字化となった。M&A費用を加味した税引き前利益は4200万ドルの赤字。EBGは一年後にPC事業よりも利益率の高い50億USドル事業に拡大することを目指している。

Lenovo ThinkServer と System x サーバーを併せた出荷台数では、レノボは市場シェア10.4%で世界第3位のベンダーとなっている。

地域別
中国における第3四半期の売上は前年同期比で1%増となる41億USドル。レノボの世界全体の売上の29%。営業利益率は前年同期比で0.3ポイント改善して5.7%。第3四半期のレノボ市場シェア38パーセントでPC首位。

アジア太平洋地域(AP)における第3四半期の売上は17億ドルで、レノボの世界全体の売上の12%。前年同期比で7パーセント増。営業利益率は前年同期比で3.9ポイント上昇して過去最高の5.4%。PCの市場シェアは前年同期比で0.2ポイント上昇して過去最高の16.1%。
ASEAN地域全体でスマートフォンの出荷台数に伸びが見られた。

欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)における第3四半期は売上は16億ドル増で40億USドル(前年同期比40パーセント増)で、利益率は前年同期比で1.2ポイント改善し3%。この成功はコンシューマー製品の力強さに牽引されたもので、世界全体の売上の29%。レノボのEMEAのPC市場シェアは4.4%増の19.6%。EMEAの13カ国で首位のPCベンダー。EMEAのPC市場全体では第2位。

アメリカ地域における第3四半期の売上は前年同期で88%増の43億ドル。レノボ世界全体の30%。好業績の主な理由は Motorola と System x を含めたことによる。アメリカ地域におけるPCの市場シェアは11.1%。シェアは第4位で利益の少ないローエンド製品の収益性を守るため、価格競争を避けたことによる。北米地域では売上・出荷台数の両方で強い成長を示したが、アメリカ地域全体の業績に影響を与えたブラジルにおける難題を覆す断固としたアクションを起こしている。

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