Dynabookは2023年10月12日、AMD Ryzen搭載の法人向けdynabook GA83/XWを発表した。
国内向けモデルとしてはインテルモデルの提供が長く、AMD搭載dynabookは久しぶりの登場となる。10月12日受注開始。
dynabookのモバイル製品は、高性能なモデルが多いが、価格も安くは無かった。近年、AMD Ryzenを搭載した性能そこそこ、お買い得モデルが各社から登場しているが、dynabookとしてはそのカテゴリの製品が無かった。
今回のdynabook GA83はそのカテゴリ向けの、性能そこそこで、お得な価格で提供されるモデルとなる。
今回のモデルで採用されるAMDのRyzenはRyzen 7030シリーズで、Zen 3コアが採用され、Uシリーズで15Wで動作する。
Ryzen 7 7730Uが8コア16スレッド、Ryzen 5 7530Uが6コア12スレッド。
メモリは8GBか16GBで、コア数が多いため、通常利用では特に問題ないが、インテルモデルで使われているCoreのPシリーズは28Wで動作しているため、パフォーマンスではインテルモデルの方が高くなる。
性能を追求するなら、インテルモデルの方が良いが、普通に使える性能で、薄さ、重量はインテルモデルと同様で導入コストを抑えたい方向けのモデルとなる。
ディスプレイは3種類あり、高輝度・高色純度・広視野角の特徴があるタッチありなしで2モデル、広視野角の特徴だけのモデル。
広視野角だけのモデルは価格も安くなるが、他モデルに比べると重量が80G重くなる。
高性能ディスプレイモデルは875gから、低価格モデルは956gからになる。
重量と、ディスプレイ品質に妥協できる場合はより低価格な構成も可能になる。
厚みは17.9mmで、バッテリー駆動時間は17.5から24時間、dynabookのエンパワーテクノロジー、キーボードの品質、セキュリティ性能などは他モデルと同等。