インテルは2008年9月10日、IA(インテル・アーキテクチャ)に関する発表を行った。
この中でCentrino 2の電源効率についてもデモを行ったので、この模様を動画を交えてお届けする。
Centrino 2は、性能と電源効率の向上が売りだが、その中でも消費者にわかりやすい部分としてBlu-rayの再生デモがある。
Blu-rayの再生は負荷が高いため、バッテリ消費量が大きい。例えば、光学ドライブの回転、H.264をデコードする場合のCPU負荷など。
Centrino 2の場合、チップセット内蔵GPUが動画再生支援を行うため、CPUの負荷を減らし、その結果消費電力を下げることも出来る。
動画の中では
Centirnoは
Core 2 Duo T8100でGM965
Centirno 2は
Core 2 Duo P8400でGM45
という構成でデモしている。
http://www.youtube.com/watch?v=PEgvlx1fk0k
それぞれの製品はCPUとチップセット以外はほぼ同じ構成で、Blu-rayは外付けドライブを使用。この場合にCPU負荷と、ノートPC本体の消費電力がどれくらいかを計測した物。
Blu-ray再生中の消費電力は、Centrino は45W程度、Centrino 2 は30W程度で、Centrino 2は15Wほど電源効率がいいことがわかる。
ここで注意すべき点は、CPU負荷を減らすには、大抵のBlu-ray再生ソフトは対応しているだろうが、再生ソフト側で、Centirno 2やNVIDIA、ATIなどのGPU再生支援機能が必至なこと。
また、Blu-rayではなく、HDDに低解像度の動画ファイルを保存などすればより電源効率がよいという点。
もちろん、買ってきてそのまま映画などを楽しめるという点で、Blu-rayドライブ搭載製品を使うのは悪くはない選択。しかし、A4ノートなどはともかく、電源効率がより重要視されるBlu-ray搭載の日本人が好きなB5ノートはほとんど無い。
インテル Cetrino 2