Mar 292011
 

2011年3月に発生した地震と津波の大災害の影響で発電所も被災した影響で、節電意識が急速に高まっている。
バッテリ駆動させるノートパソコンは以前から駆動時間を長くするため、バッテリ容量に加えて、本体の消費電力をなるべく低くすることが求められていた。
単に消費電力を下げるだけではなく、特にノートパソコンの場合、持ち運ばない物を含め、全てにバッテリが搭載されている。このバッテリを有効活用すれば、特に電力のピーク時に節電対策には有効活用できる。

ピークシフト機能とは、電力のピーク時などに、強制的にバッテリ駆動させる機能のことだ。LenovoのThinkPadや東芝のビジネス向けPCなどに、この機能が搭載されている。
単にパソコンの駆動モードを低消費電力にするだけでも有効だが、ピークシフト機能を使えば、一時的だが電力を全く使用しないので、ピーク時の電力低減に協力できる。

この問題は東京電力管轄内の問題だが、関東地方ではパソコンを使用する企業なども多く集まっている。

仮に、1000万台のPC全てが平均的に20W消費するピークシフト付きのノートパソコンで、その機能を有効にしていたと仮定する。

1000万台×0.02kWなので、200,000kWとなる。
わかりやすく書くと20万kWだ。

東京電力管内で災害後の春のピーク時には4000万kW程度の電力を提供できているので、おおよそ0.5%貢献できる事になる。
この計算ではたいしたことなさそうだが、実際には全てのパソコンがノートパソコンでもないし、ピークシフト機能が付いているわけでもない。しかし、0.1%でも貢献できれば、完全に電気が来なくなる停電件数が1件でも減ることになるので節電には積極的に協力したい物だ。

Mar 212011
 

あまり知られていないが、LenovoのThinkPadにはピークシフト機能が付いている。
ピークシフト機能とは、ピーク時の電力使用をシフトさせる機能だ。
例えば夏場の午後の電力ピーク時には強制的にバッテリ駆動させ、充電は深夜に行うという設定が可能になる。

2011年3月に東日本で発生した地震と津波の被害により、一部の発電所の稼働が停止し、3月から計画停電が始まっているが、特に2011年夏の電力が足りなくなることが予想されており、この機能が見直されている。

ThinkPad省電力マネージャー

ThinkPad省電力マネージャーの使用

使用するには、ThinkPadの省電力マネージャーを開く。
タスクバーに表示されているバッテリーを左クリックするか、コントロールパネルの電源オプションの左側にも省電力マネージャーにいける。

ここでは各種パワーマネージメント設定が出来るので、電源使用時にも出来る限りの省電力モードで動作するように設定したい。
省電力モードの設定が出来れば、電源スケジュールのタブをクリックする。

ThinkPad 省電力マネージャー 電源スケジュール

電源スケジュールの設定

電源スケジュールは通常、何も作成されていないので、新規に作成する必要がある。
新規をクリックして、電源スケジュールを作成する。

ThinkPad 電源スケジュール 新規設定

ThinkPadの電源スケジュール新規設定

名前を設定した後、処置でピークシフト機能を選ぶ。ここには、「電源プランへの切り替え」や「ディスプレイブライトネスの設定」をするのも省電力には有効だ。ピークシフト機能を設定した後に設定しよう。

ThinkPad電源スケジュールの処置

ピークシフト機能では、家庭で使うなら、特に冬の間は夕方のピーク時に電力不足が深刻になるため、例えば18時頃から20時頃はバッテリー駆動の設定をし、さらに充電も21時頃まで禁止にするとピーク時の電力消費を防げる。

このために実行間隔は毎日、日時は毎日だと曜日が全て選ばれているので、開始を18:00、終了のバッテリー消費の終了を20:00、充電禁止の終了を21:00にする。(バージョン3.4では分表示が1桁となっている)
さらにバッテリーの残量が一定量以下の場合はこの機能を使わない無効設定やこの機能を使う前の通知設定などもあるので適時設定しよう。

日中の18時までの業務で使用し、バッテリ駆動時間が4時間ある機種ならこれとは異なる設定が望ましい。
例えば、14時からバッテリ駆動し、22時以降に充電を開始するなど。

それぞれの環境に適した設定で、ピーク時の電力消費を少しでも抑えよう。

東芝のビジネス向けPCにも東芝ピークシフトコントロールという同様の機能があります。

Oct 242010
 

2010年10月に発表されたMacBook Airのインスタントオンとは、今までのMacBookを含むノートパソコンが備えていたスリープ機能に他ならない。
30日間のスタンバイ時間もどのノートパソコンでも備えるハイバネーションという仕組みと、放電しにくいバッテリというだけの話で目新しいところは特にない。
しかし、MacBook Airの復帰機能は通常よりも非常に高速だ。

スリープ

そもそもノートパソコンに限らず、すべてのパソコンでスリープ機能は特に珍しくもなく、例えばWindows 7のスタートメニューからシャットダウンの横にある矢印ボタンを押せばスリープというのが出てくる。
これをクリックすると、パソコンの画面が消えることがわかるだろう。これでパソコンはスリープ状態に移行した。
現在の状態を維持するために最低限必要な電力だけを供給して、それ以外の無駄な電気を使っていない状態になっているということだ。
この状態を維持するためにはどうしてもバッテリなど電力を必要とする。現在の状態を維持するために、メモリへ電気を供給し続けなければならないためだ。
しかし、他の回路には電力を供給しないので、状態を維持するための最低限必要な電力しか使わない。

スリープから復帰するのにかかる時間は機種にもよるが2から3秒程度だろう。
MacBook系は若干速いようだが、それでも2秒弱と見ておいた方が良いかもしれない。

このスリープ機能をうまく使えば、ノートパソコンを使いたいときに開けばすぐに使える状態になる。
一般のノートパソコンは電源入れたまま液晶を閉じればこのスリープ状態になるため、特に何か操作する必要はない。
スリープ状態から復帰するのは液晶を開くだけということが多いが、電源ボタンなど何かボタンを押さないと復帰しない機種もある。

携帯電話やスマートフォンが一瞬で起動しているように見えるのはこのスリープ状態から復帰しているだけのことだ。ただし、携帯電話などは電話の着信を監視するための回路などにも電力を供給する必要がある。
一方、全く電源を入れていない状態からパソコンでも携帯電話でも使えるようになるまで時間がかかるが、これは本体を初期化したり、OSなどを使える状態にするまでどうしても時間がかかるためだ。
全く電源を入れていない状態から復帰するためには、一般的なパソコンなら1分前後、携帯電話などでも同程度の時間が必要だ。
この電源を入れていない状態からの起動をコールドブートなどと言う。
もちろん、この電源を入れていない状態はバッテリなど電力を消費しない。

ハイバネーション

このスリープ状態と電源を入れていない状態を兼ねるのが、ハイバネーションという仕組みだ。これは機種などによって名称が異なるが、Mac系ではディープスリープ、Windowsでは休止状態という名称になっている。
Windowsでは休止状態を使う状態にしていないと、このメニューが出てこない場合もある。

これは、スリープモードで維持する必要のあるメモリの内容を、HDDやSSDなどに書き出し、メモリなどに電力を供給しない電源を切っている状態のようになる。

Macではスリープとディープスリープをユーザーが選ぶことは出来ない。Windowsではスリープから一定時間経過した後、休止状態に自動移行する機能があるが、Macでもこのディープスリープには自動的に移行する。

復帰するためには、HDDやSSDに書き出しているメモリの内容をメモリに戻すという動作が必要になるので、スリープ状態の復帰より時間がかかる。
しかし、電源を完全に切った状態から復帰するよりは速いし、アプリなどを起動した状態に復帰できるという利点がある。

このハイバネーションはバッテリを消費しない。
しかしバッテリは使っていない状態でも放電する。一般的なノートパソコンは数週間から1ヶ月程度はバッテリは空にならない。

しかし、2010年に発売されたMacBook Airはディープスリープからの復帰でも3から4秒程度。SSDなどが高速だとしても3Gbit/sで2GBのデータをメモリに書き戻す時間はよりも速い。
これは、一般的な単純なハイバネーションを発展させたシステムによって実現していることがうかがわれる。

新MacBook Airのインスタントオンは、基本はハイバネーションなどと同様だが、OS、ハードウェアをすべて自社開発するAppleだから出来る様々なカスタマイズから実現していると想定される。
具体的な技術に関しては公開されていないので今のところよくわからない。

まとめ

完全に電源を切った状態からの起動がコールドブートで時間がかかる。
HDDやSSDにメモリの内容を書き出し、復帰させるのが休止状態ディープスリープ
メモリなど最低限の部分にだけ電力を供給し、すぐに復帰できるのがスリープ
MacBook Airのインスタントオンは独自の技術によって、他製品より高度な方法を用いて実現している。

Apr 172010
 

NECのUQ WiMAX対応モバイルルーターAterm WM3300Rを購入した。
すでに、UQ WiMAXのサービスは使用しかなり満足している。現在使用しているのは、LenovoのWiMAXモジュール内蔵済みThinkPad T400s。USBタイプのモジュールも持っているが、PC以外でもWiMAXのインフラを使いたかったのがこれを購入した理由。

実売2万円弱。2010年4月現在の最安値は16,500円程度。
NEC Aterm WM3300R

NEC Aterm WM3300R

この製品は、無線LANルーターとして、様々な機器が無線で接続できるが、インターネット側への接続はUQ WiMAXのみとなる。つまり、UQ WiMAXに接続出来なければ、ほとんど何の意味もない製品。

現在、UQのWiMAXは市街地を中心にエリア拡大中。もちろん、地方などはエリアになっていないところも多いが、自分の移動範囲はほぼ全てエリア内になっている。エリア、PC用のドライバ品質など含め、使い勝手は日々向上し、実用に耐えうる物となっている。

セットアップは大変だった。
すでにUQ WiMAXのサービスには加入しているので、機器追加登録をしなければならない。もちろん、UQ WiMAXの電波が届くところで行う必要があるが、なぜか私の環境では、UQ WiMAXに接続するまでが厳しかった。
実際に、WM3300Rのアンテナには電波が来ているのはわかるし、ThinPad T400sでも余裕でつながる場所で接続しようとするがなぜかエラー。仕方がないので、より電波の状態がよいだろう屋外で接続しようとするがそれでもエラー。
そんなことを2時間ほど繰り返していると、なぜか運良くつながった。

ここで、月200円となる機器追加オプションの申し込みをし接続。
それから、WM3300R経由でインターネットに接続しようとするがなぜか出来ない。インターネット未接続と表示される。
設定を見直したり、再起動などいろいろやるがどうやってもインターネットに接続しない。
この設定を3時間ほどやった後に最終手段として、工場出荷状態に戻し、初期設定をやり直すとなぜか問題なく接続出来た。

何が悪かったのか不明だが、使えるようになるまで、合計5時間ほどかかった。

接続出来れば、通常の無線LANルーターと同じように使用できる。スピードも当然ながら高速で、ちょっとしたADSLレベル。
高速移動中にも試したが、PC内蔵のWiMAXモジュールと同じような安定度のようで、電波が届いているところなら問題なく使用できる。ただ、例えば、ソフトバンクの3G回線でiPhoneを使うのと、WiMAXで使う場合の体感速度の差はあまり感じない。しかし、iPod touchのように3G回線が使えない端末では、どこでもネットに接続出来るので非常に便利に使えるだろう。

バッテリの持続時間は、時々切ったりという使い方をしておおよそ4時間弱。一般的に朝出かけて、夜帰ってくるという方が多いだろうから、予備バッテリーは2つ常備したいところ。純正のバッテリーは1個5,000円と高価。

サンヨーのデジカメ用バッテリーL50と同じ仕様なので、これを使う事も可能とのこと。しかしサンヨーのバッテリーも5,000円程度だ。そこで互換バッテリーの登場だが、こちらは1個1,000円程度から。秋葉原などでは2,000円弱で売られている。1/5程度の価格で売られていれば危険性を認識しつつも、互換バッテリーを買いたくなるのが人情だろう。

本体の発熱は結構ある。冬場にはカイロがいらなくなるくらい暖かくなるので良さそうだが、夏場は結構つらくなるかもしれない。

電波の感度などは、アンテナが最適化されたPC内蔵タイプよりも劣っている。特に電波がギリギリの屋内ではそれが顕著。もちろん、窓際において使うとようなことも出来るので、電波が届きづらいところでの使用ならそんな使い方がいいだろう。

設定にはなぜか戸惑ったが、バッテリで4時間弱、そこそこ発熱する、純正バッテリーは高価という点が気にならなければ、Wi-Fi機器でどこでもネットに接続出来る環境の構築には最適の一台と言える。

Apr 062010
 

モバイルルーターを選ぶでは、ルーターにデータ通信モジュールを接続する物を選んだ。
これ以外に、その物自体にデータ通信モジュール機能の付いた製品がある。

イーモバイルのPocket WiFi D25HW
NECのUQ WiMAXで使用できるAtermWM3300R

などだ。
これらは、いわゆるSIMロックがかかっており、それ以外の通信サービスでは使用できない。
もちろん、SIMロックフリーの製品もある。

NOVATELのMiFiだ。日本で入手しやすいのはMiFi 2372だが、どのMiFiも基本的にTri-band HSUPA/HSDPA – 850/1900/2100 MHzに対応しており技術的に日本のデータ通信網に接続可能。
もちろん、日本の各種認証は必要だが、a2networkなどが国内販売を始めると言うことなので、法的にも問題ない物が手に入ることになる。

このMiFiにはSIMカードが必要となるが、どこのSIMが最適か?
今のところ、ドコモのエリアを使用でき、2年間縛りはあるが、月額最低0円+945円、最大で月額5985円+945円という料金設定のWILLCOM CORE 3Gが注目だ。