富士通フロンテック カラー電子ペーパー端末FLEPiaを一般販売

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富士通フロンテックは2009年3月18日、カラー電子ペーパー端末FLEPiaを2009年4月20日から出荷する。
8型の画面を採用し、26万色の発色が可能。同社のWebサイトフロンテックダイレクトで販売する。99,750円(税込)
サイズ:158x240x12.5mm 重量:385g
画面サイズ8型、解像度XGA(768×1024)
IEEE802.11b/g、Bluetooth、4GBまでのSDカード、USB 2.0、電磁式タッチパネル搭載。
OSはWindows CE 5.0
1ページ1分64色、2400ページ表示という条件で40時間駆動。バッテリ充電時間は3時間。
1回のスキャンで64色、2回で4,096色、3回で26万色の表示が可能。書き換え速度は1スキャン1.8秒、2スキャン5秒、3スキャン8秒。
スキャンは文字の表示などに合わせて、縦や横を切り替えることが可能で、読んでいる間に自然にスキャンが終わる。スキャンの回数はメニュー画面に戻りユーザーが設定する。
対応するファイル形式は、JPEG、PNG、GIF、BMP、PDF、XMDF(zbf)、book、txtに加えdoc、xls、pptのMS Officeにも対応(いずれも2003)。
フォントはOSに依存し、MSゴシックのみ。
文字表示だけなら1スキャンで十分なので、E-INKの白黒デバイスに比べると遅いが、発色などもとりあえず十分な物で、現時点でハードウェアとしては完成度は高い。
PDFなどが表示可能なので、様々な用途が考えられるが、各ビューアーの使い勝手は良いとは言えず、フォントもMSゴシックのみなので、AmazonのKindle日本語版としての用途はどうかと思う。
価格も高く、今後のソフトウェアアップデートを待ってから買うというのも悪くない選択だと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=U8ZkGHgzCag

カラー電子ペーパーを採用した携帯情報端末「FLEPia」、一般販売開始

富士通フロンテック