Intel Mobility Event – Computex TAIPEI 2009

0
1280

Computex TAIPEI 2009の初日(2009年6月2日)に行われたインテルのMobility Eventでは、最新のCentrino 2を使うことでの利点、ネットブック用の次世代プロセッサなどが同社Vice President General Manager, Mobile Platforms Groupのムーリー・イーデン(Mooly Eden)氏により紹介された。

Intel Mobility Event - Computex TAIPEI 2009

日本では数年前からノートパソコンのシェアが半分以上だったが、ネットブックなどにより世界シェアでもデスクトップを超え、今後もバッテリ駆動時間などが重要になるとした。

Intel Mobility Event - Computex TAIPEI 2009

今回に合わせた発表されたCPUにCore 2 Duo T9900(3.06GHz)などがあるが、これを使い、2世代前(3年前)のNapa Platformを使ったシステムとの速度と消費電力の差がデモされた。

Core 2 Duo T9900のシステムでは55秒、691ミリワットだったが、Core Duo T2700(2.33GHz)を使ったシステムでは85秒、1254ミリワットで、最新のパソコンに同じ処理をさせることで3年前のシステムの1.6倍の速度で、消費電力は半分近くになることがわかる。(下のビデオの6分くらいから)


http://www.youtube.com/watch?v=XL8t6dv4SXY

ネットブックは、Webサイトをみたりするためのお手軽パソコンで、通常のノートパソコンがコンテンツを作ったりするためのもので、お手軽パソコンでは、Windowsだけではなく、Mobilin 2.0なども動作することで、Atomプロセッサを搭載したネットブックはユーザーの選択肢が広いことなども紹介された。

また、2009年末に登場予定の次世代ネットブック用のAtomプロセッサも紹介された。
Pine Trail-Mがそのコード名で、CPUはPineview-Mとなる。現状のCPUはDiamondville(コード名)で、従来の一般的なインテル製CPUと同等の機能だったが、Pineview-MはメモリコントローラーとGPU機能が統合される。
従来のネットブックはCPUと2つのチップセットで3チップ構成だったが、Pine Trail-MはCPUとICH7相当のチップセットTigar Point(コード名)の2チップ構成となる。

Intel Mobility Event - Computex TAIPEI 2009

ネットブックは液晶サイズがほぼ固定なので、サイズは変わらないだろうが、厚みや価格面でPine Trail-Mのメリットが出てきそうだ。

Pine Trail-Mのコントロールパネル画像など

その他の画像