シャープが東芝のパソコン事業を50億円で買収する方針を固めたと、日経新聞などが2018年6月4日報じた。
東芝のパソコン事業は東芝クライアントソリューション株式会社として運営されているがこの事業会社をシャープが買収し、シャープの親会社である鴻海精密工業(Foxconn)の効率生産のノウハウを活用すると日経新聞は報じている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31348640U8A600C1TJ2000/
朝日新聞では東芝の「ダイナブック」ブランドを手に入れることで販路を広げ、シャープの液晶工場の稼働率も上げるとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASL6475CYL64PLFA00M.html
その他の大手一般紙の記事
https://mainichi.jp/articles/20180605/k00/00m/020/145000c
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180605-OYT1T50008.html
東芝のパソコンは現在販売モデル数を絞っており、生産効率を上げたとしても製品価格への影響はそれほど大きく無さそうで、ダイナブックブランドは日本でのみ使用している。海外ではTOSHIBA、Sattelite、Tecraなどのブランドが使われていたが、現時点で東芝製パソコンのブランドが世界でどの程度通用するかは未知数。
少なくとも現時点で国内で販売している東芝製品のクオリティ、性能などは非常に高いだけに、これが今回の買収後にどのように伸びていくかが注目だ。