VAIOは2021年10月13日、メインストリームモバイル製品のVAIO SX12、SX14の2021年モデルを発表した。
フラグシップ製品のVAIO Zの技術を継承したカーボンファイバーを活用した筐体で、従来モデルより性能は1.5倍、バッテリー駆動時間はJEITA測定法で30時間になり、細かな部分も強化された。VAIOストア価格で14万円程度から。
両モデルとも従来モデルと同等のサイズ、重量で、12.5インチモデルのVAIO SX12は887gから、14.0インチモデルのVAIO SX14も999gからと重量はほぼ同じで性能が大幅に強化されている。
CPUにはインテルの第11世代Core i7などを採用し、第10世代Core i7搭載の従来モデルがCINEBENCHで100%とした場合、Core i5-1155G7搭載の新モデルは141%、Core i7-1195G7モデルは151%と、1.5倍近い性能。GPUパワーも1.45%向上している。
SX12とSX14の機能自体は同じだが、基板もバッテリーサイズも同じでSX14だけはスピーカーボックスのサイズが違うため、音は異なる事がわかる。
53Whのバッテリーを内蔵し、JEITA測定法2.0で30時間の駆動時間を実現している。
ディスプレイは180度開き、対面の方にも見やすく、180度開いて画面を回転させた際にはディスプレイ表示回転も可能で、この時にはカーソルの動きも逆になる。14インチモデルはインセル技術を採用し視差が少ないタッチパネルモデルも用意され、ワコムのペン入力にも対応する。
指紋認証、Windows Hello対応のインカメラは人感センサーに対応し、スリープしているVAIOの前に座ればログイン操作完了のようにも利用可能。
キーボードのストロークは従来の1.2mmから1.5mmに深くなり、パンタグラフ素材の改良等で、快適な操作感を実現している。キー配列は仮名文字あり、なし、英語配列が選べる。
65WのUSB PDに対応する同梱ACアダプターはGaNを採用した小型軽量の物で重量164g、76cc。
https://store.vaio.com/shop/pages/sx124g.aspx
https://store.vaio.com/shop/pages/sx144g.aspx