FCCL FMV LOOX 40周年記念モデル

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FMV LOOX

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は2022年3月29日、FUJITSU PC 40th Anniversary企画第3弾として「FMV LOOX」を発表した。
CES 2022にも出展したWindowsタブレットで、重量は599g、厚みは7.2mmで世界最軽量・最薄となっている。仕様の違いでFMV LOOX 90/G、FMV LOOX 75/Gの2機種提供される。2022年6月中旬発売。16.5万円から。

LOOXは今まで小型のPCについていたブランドで、タブレットはArrowsだったが、LOOXの語源自体はLOOk at eXperienceでXは変化、可能性の体験。革新的なデバイスに付与するブランドで採用されており、今回の製品もそれに相応しい商品に仕上がったとFCCLでは判断したため。

構成は本体のみが基本で、これに画面カバーになる約2万円のLOOXキーボード、約1万円の背面カバーにもなるキックスタンド、約1万円のワコムのペン等は別売りとなる。
ペンはワコムの最新AES技術を使用、16:9で有機ELの13.3インチディスプレイ、インテルの第12世代Core Uなど様々な最新技術がつぎ込まれているが、注目なのがクリエイティブコネクト機能。

FMV LOOXのクリエイティブコネクト機能

クリエイティブコネクト機能はUSB Type-Cケーブルで他のPCに接続することで、接続したPCを連携して使えるようになる機能。
HDMIやDisplayPortなどで映像出力しているのでは無く、USB信号でデータを各機器間でやりとりし、いくつかの機能がある。

デュアルPCモード
LOOXと接続したPCをそれぞれのPCとして操作可能で、メインPCのキーボード、マウスを共有、ファイルの共有も可能。

セカンドディスプレイモード
1台で複数のディスプレイを使うモード。

ペンタブレットモード
LOOXをペンタブレットとして使うモード。

この機能はソフトウェアで実現しているが、専用チップを搭載しているので、LOOXのソフトを他のPCにインストールしてもこの機能は利用出来ない。
クリエイティブコネクトはLOOXとFMVだけで無く、他の一般的なWindows PCで利用出来るようになる予定。

LOOX 90/G 75/G

FMV LOOX内部

CPUはCore i7-1250UかCore i5-1230Uでどちらも10コア12スレッド。
メモリは16GBが基本で、Webモデルでは8GBモデルもあり。ストレージは512GBが基本で、128GB、256GB、1TBも選べる。
5G対応モデルもあり。

307×190×7.2mm、599g、バッテリー容量は35Whで、駆動時間は12時間(JEITA 2.0)

https://www.fmworld.net/fmv/loox/