VAIOは2023年3月29日、VAIO F14、F16を発表した。
従来のSやSXシリーズに加わる新シリーズで、パフォーマンスや軽量化の追求をしていないが、高品質VAIOはそのままで「Windows PCの定番」を目指したコストパフォーマンスの高い製品となっている。
アスペクト比16:10の液晶パネルを採用し、従来の日本のA4オールインワン型のような光学ドライブを搭載するなどしたモデルではなく、不要な機能を搭載しない新しいフォームファクターの仕様となっている。従来はタッチパッド下部にあった左右ボタンなども無くなっているなど、従来のVAIOからは細かな部分での変化も多いモデル。
CPUはTDP 28WのPシリーズでは無く、TDP 15Wの第13世代インテルCore Uシリーズを採用している。パフォーマンスはPシリーズの方が高いが、一般的な用途ではUシリーズで十分で、パフォーマンスを追求するユーザーでは無く、普通に使える高品質な製品を求める方向けのシリーズとなる。
軽量化は追求していないが、狭額縁など最新のトレンドは抑えている。
VAIO F14
14.0インチの16:10の液晶パネルを採用し、重量は1.34kgでSX14等と比較すると軽量を追求したモデルではない。
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VAIO F16
16.0インチの16:10の液晶パネルを採用。S15に比べると光学ドライブが無いなど、重量は1.65kgとなっている。
S15はCore Hを採用しているが、S16はCore U、最大メモリは32GBとなる。
主要な接続端子類はHDMI、有線LAN、USB Type-A x3、USB Type-C x1、ヘッドフォン、AC充電端子
コストを抑えているポイントはいくつかあり、キーボードのCaps Lockインジゲータが無いなど、細かな部分を積み重ねている。
それにより価格は13万円程度からとなる。