坪井ラボは2023年7月18日、NECパーソナルコンピュータと特許等実施・使用許諾契約を結んだことを発表した。
坪井ラボのバイオレットライトに関する知的財産をNECパーソナルコンピュータの製品で使用する契約で、バイオレットライトに関する機能が将来の製品に組み込まれる可能性がある。
ここで言うバイオレットライトとは360から400nmの波長のことで、紫外線は10から380nm、可視光線は380から760nmなので、一部紫外線と紫の可視光線のことを差している。
その360から400nmのバイオレットライトが近視の抑制に効くのではないかという「バイオレットライト仮説」を慶応大学医学部発のスタートアップ、坪田ラボが発見したとして、様々な事業を展開している。
例えばJINSからはバイオレットライトを透過するメガネなどが提供されている。
今回の契約から、バイオレットライト関連のディスプレイやライトを搭載したPCが今後提供されることが予想される。
このバイオレットライト仮説については一時期一般のメディアでも報じられたが、この内容について眼科3団体が注意喚起をしている。
なお、ブルーライトについても眼科学会等が慎重意見を表明している。