Qualcomm Snapdragon X Elite を発表

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Qualcomm Snapdragon X Elite

Qualcommは2023年10月24日、PC向けSoCのSnapdragon X Eliteを発表した。
Windows搭載のノートパソコンやタブレット向けのSoCで、2024年に搭載される製品に採用される予定。

CPUコアには2021年に買収したNuvia社から開発を引き継いだ12コアのSnapdragon Oryonが採用され、高性能なQualcomm Adreno GPU、Qualcomm Hexagon NPUも搭載し、現行のApple SiliconやIntel Coreを遙かに上回る性能になっていると説明している。

Qualcomm Snapdragon X Elite

具体的には、Apple M2 Maxとのシングルスレッド性能比較でApple M2 Maxが2841の所、Qualcomm Oryonは3227で、M2 Maxのピークパフォーマンスで比較すると30%低消費電力で動作する。Intel Coreとのシングルスレッド性能比較ではCore i9-13980HXが3192の所、Qualcomm Oryonは3227で、Core i9-13980HXのピークパフォーマンスで比較すると70%低消費電力で動作する。

Qualcomm Snapdragon X Elite

GPU性能ではCore i7-13800H比でGPUパフォーマンスは2倍、同Core i7と同じピークパフォーマンスで74%の電力で操作。Ryzen 9-7940HSとの比較でも80%パフォーマンスが高く、同Ryzenのピークパフォーマンスでは80%で動作する。

Qualcomm Snapdragon X Elite

AI性能では45 TOPS、5GやWi-Fi 7などにも対応。
メモリはLPDDR5xで16-bit、8チャンネル、転送レートは8533 MT/s、帯域幅は136 GB/sで、最大メモリは64GB。
ストレージはPCI Express 4.0で接続可能。
AV1のエンコード、デコードに対応。3台のディスプレイ出力に対応。3ポートのUSB 4に対応。

2024年に発売される頃にはAppleやIntelの競合製品も高性能になっていそうだが、パフォーマンスや各種機能は十分対抗できる性能になっているようだ。

https://www.qualcomm.com/news/releases/2023/10/qualcomm-unleashes-snapdragon-x-elite–the-ai-super-charged-plat