Copilot+ PCの主要機能「Recall」の日本語訳はどうなる

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Microsoft Copilot+ PC Recall

Microsoftが2024年5月20日発表したCopilot+ PC機能はNPU機能を活用するAI PCの特徴の1つと言えるが、その中の1つに英語では「Recall」という機能がある。
この機能はPCで操作して表示した物を以前操作した内容を簡単に振り返られるような機能。

この機能を説明するMicrosoftのブログ、各種英語での表現では「Recall」となっているが、日本語ではどうなるのかよくわからない状態になっている。

Microsoftのブログ
https://blogs.microsoft.com/blog/2024/05/20/introducing-copilot-pcs/

英語では「Recall」だが、日本語では「リコール」なのか、「回顧機能」なのか、それとも「Recall」のままなのかはっきりしない。

日本マイクロソフトによる翻訳では「Racall」のままになっている
https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/05/21/240521-introducing-copilot-pcs/

Surfaceの機能説明では「回顧機能」となっている

一方でCopilot+ PCを代表するSurfaceの説明では「回顧機能」としている

ASUSのVivobookでは「Recall」

ASUSのVivobookは「Recall」としている

DELLは「リコール」

DELLのCopilot+ PCでは「リコール」としている

2023年末に発表されたCopilotキーも発表直前にPC各社に連絡されたようで、2024年前半に提供された製品でこのCopilotキーに間に合った物は多くはなかった。
今回のCopilot+ PC自体の比較的準備期間は長かったようだが、Recall機能自体の名称も直近で決まった物と考えられ、この名称の翻訳名が固まらない状態で公表された物と推定される。

2024年6月11日追記
Surfaceの説明が回顧からリコールに変更された。

以下、この機能に関する日本マイクロソフトによる抄訳全文

すばやく情報を呼び戻す Recall 機能

マイクロソフトは、日々遭遇する最も悩ましい問題の 1 つ、すなわち「PC 上で見たことがあるはずのものを再度見つける」という問題の解決に着手しました。これまでは、情報がどのフォルダに保存されていたか、どのウェブサイトに掲載されていたかを記憶したり、何百通ものメールをスクロールして見つけたりする必要がありました。

Recall 機能により、まるで完璧な記憶を持っているかのような感覚で、PC 上で見たことや行ったことにアクセスできます。Copilot+ PC は、私たちと同じように、個人の経験に固有の関係性や連想に基づいて情報を整理します。これにより、忘れていたことを思い出す手助けになり、覚えている手がかりを使って、探しているものを素早く直感的に見つけることができます⁷。

アプリケーション、ウェブサイト、ドキュメントなどを横断するタイムラインで、時間を越えてスクロールし、必要なコンテンツを見つけることができます。スナップショットを使って直感的に操作できる screenray 機能は、オブジェクト認識に基づいて次のステップに進むためのアクションを提案します。そして、Outlook の特定のメールや、Teams の適切なチャットからも、元の場所に戻ることができます。
Recall 機能は、完全にデバイス上に構築・保存された、ユーザーの個人的なセマンティック インデックスを活用します。あなたのスナップショットはあなたのものであり、あなたの PC 上に保存されます。タスク バーの システム トレイにあるアイコンから個々のスナップショットを削除したり、設定で時間範囲を調整、削除したり、任意の時点で一時停止したりすることができます。また、特定のアプリやウェブサイトを保存しないようにフィルタリングすることもできます。自分のプライバシーを常に自分で管理できます。