東芝は2008年6月23日、SpursEngine搭載のQosmioシリーズを発表した。
TV機能などを搭載したAVノートの最新機種で、TV機能のないモデルも追加された。7月下旬発売。
Qosmio G50は、TV、SpursEngine、Webカメラを搭載した全部入り製品。液晶のアスペクト比は16:9で上下の黒帯なしで映画などを鑑賞できる。
Qosmio F50は、TV、SpursEngine、15.4型ワイド液晶を採用した製品で、Webカメラ機能はないが、SpursEngineの主要機能が使える。
dynabook Qosmio FXは新シリーズで、TV機能とSpursEngineのないQosmio F50のような仕様で、他のQosmioと同じようにNVIDIA GeForce 9600M GTを搭載。
SpursEngineはPCI Express Mini Cardで接続されており、SpursEngine自体は東芝セミコンダクター社の製品であるので、東芝のノートパソコン以外でも搭載可能。
今回の製品は、SpursEngineを搭載した初の製品で、さらに東芝製品ということもあり戦略価格で供給しているようだが、他社製品で採用された場合、今回のQosmioシリーズのような価格で販売されるとは限らないだろう。
問題は、これに対応したアプリケーションソフトがどれだけ増えるかという点だが、コンピュータには必須のGPUをGPGPUとして使うのとは少々異なる物だけに、今後の進展が気になるところだ。
TOSHIBA Quad Core HD Processor「SpursEngine」搭載AVノートPCを発売