2009年5月20日から21日まで、都内でSuperspeed USB(USB 3.0)のデベロッパー向け会議SuperSpeed USB Developers Conferenceが行われた。
NECエレクトロニクスがホストコントローラーLSIを発表し9月には量産出荷するなど、盛り上がりつつあるがこの新規格はどうなるだろうか。
USB 2.0の規格上の転送速度は480MB/secだが、USB 3.0は5GB/secで従来の10倍近い転送速度が期待できる。
高速にするために、端子やケーブルも変わる。
規格自体は下位互換性があり、フラッシュメモリのコストも下がり容量も増えるなど、今後iPodなどのポータブルデバイスの容量が増えた場合、このような高速規格は必須となるだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=EP-qRkLoH4g
試作品で実測200MB/secの速度を達成。
2009年後半から2010年にかけて対応製品が登場、2011年頃から本格普及期に入ると思われるが、25GB程度のHD動画の転送に現状では10分以上かかるが、USB 3.0なら1分程度で終わる。
従来のUSBと互換性があることから、将来の高速インターフェースの本命だろうが、他のボトルネック、移行のコストなど本格普及まではいくつもの課題がありそうだ。
また、日本人としては、今のところ日本や欧米の半導体ベンダーが主導権を握っているようだが、これが今後どうなるのかも気になるところだ。