マイクロソフトは2009年6月26日、Windows 7の価格やアップグレード施策を発表した。
パッケージ版はWindows 7 Home Premiumで24,800円(参考価格)で、Vistaの同等エディションと比較した場合、4,000円から5,000円程度安くなっている。
発売日は7月7日に発表する予定で、インストールに関する詳細など、細かい部分はまだ決まっていないようだ。
取材した内容によれば、Vistaからのアップグレードインストールの場合、Vista 32bit版がインストールされている場合、Windows 7も32bit版がインストールされるとのこと。
Windows 7で64bitに移行したい場合などは要注意。
オンライン限定だが、6月26日より10日間限定のHome Premiumアップグレード版を7,777円で予約するキャンペーンなども行われている。こちらは数量限定だが、10月頃の発売までに他にもいくつかのキャンペーンが行われる可能性もあるので、あまりあわてて行動しない方がいいかもしれない。
パッケージ製品の価格
エディション アップグレード版 通常版
Windows 7 Ultimate 26,800円 38,800円
Windows 7 Professional 25,800円 37,800円
Windows 7 Home Premium 15,800円 24,800円
6月26日以降にWindows Vistaプリインストールモデルを購入した場合、7へのアップグレードが3000円程度で可能だが、価格については各メーカーによって異なる。
Vistaがプリインストールされた大抵のモデルではアップグレードパスが用意されているが、XPがプリインストールされているネットブックなどは基本的に対象外。
通常パッケージ版の価格は事実上25,000円程度から。
Mac OS X、Ubuntu、Moblin、AndroidなどWindowsに競合するOSが多数ある状況で、2万円を超えるOSの価格は高いと感じる方も多いだろう。
日本では夏のボーナス商戦が本格的に始まる直前の発表で、新規購入の買い控えにはならないとは思われる。Vistaはいまいち盛り上がらなかったが、OSの出来はともかく、XPやVistaからWindows 7へ移行しようという方がどの程度いるかはまだわからない。