絶対失敗しないタブレットの選び方

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iPadが2010年に登場し、GALAXY Tabなど様々なタブレット型の製品が登場したが、2011年に発売になったiPad 2がこの分野では圧倒的に突き抜けており、他の製品はやっと1年前のiPadに追いついたかどうかという状況だ。

この分野の製品を購入しようとしている方は、特別な理由がない限り、iPad 2を買っておくのが確実だ。

特別な理由とは、Android 3.0をどうしても使う必要があるとか、Windows 7を使う必要があるとかの理由だ。キーボードのないそこそこ大きめの画面で、タッチパネルで各種操作を行うコンピューターを選ぶならiPad 2を買うのが正解。

ハードウェア
ハードウェアだが、薄さ、バッテリ駆動時間面など全体的なバランスを見た場合、他の機器と比べiPad 2は飛び抜けており全く及ばない。もちろんそれに近い薄さや重量の製品もあり、一部のスペックでiPad 2に勝っている物もあるかもしれないが、ほとんど問題にならないレベルとなっている。
カメラなどの機能に関すると、iPad 2より高い物もあると思うが、この製品ではカメラの性能はあまり重要ではないので気にする必要はない。
もちろん、このあたりのスペックが重要なら自分が望む機能を持つ製品を選べばよい。

OS、ソフト
問題はOSとその上で動作するアプリケションソフトだ。
Android系はGoogle I/O 2011においてOSのアップデートに迅速に対応するプログラムが発表されたが、どの機種が最新のOSにいつ対応するのかなど不明な部分が多い。AppleのiOSの場合、はっきりと公表されているわけではないが、おおよそ2年くらいはハードウェアが対応している限り、最新のOSに対応できる。
もしも1つの機種を4年や5年使おうと思っているなら、どの製品を選んだとしても使い始めて2年くらいで陳腐化すると思っていい。この分野は通常のパソコンよりも進化の速度が速いのでハードウェア面でもOS面でも陳腐化するのも速い。

アプリケーションソフトの数は、Android系も頑張ってはいるが、その数や品質などはiPad系の方が圧倒的だ。iPadはAppleの審査が必須でiPadにはないがAndroidでしか動作しない物もあるだろうが、これに関してもどうしてもAndroid系でしか動作しないソフトを動かすとかの理由がなければ、iPad 2を選んでも問題にならない。
もしも、Windows 7などWindows系のソフトを動かしたいのなら、Windows系のタブレットを選べばいいが、タッチパネルで使用するWindows 7はとんでもなく使いづらいのでその点だけは注意していただきたい。

価格
価格や契約も問題だ。
iPad 2は日本ではソフトバンクの3G回線付きかWi-Fiのみモデルかのどちらかを選べる。3G回線付きの場合、どうしても毎月の維持費が必要になる。一方Wi-Fiのみモデルの場合、自宅などの無線LANをそのまま使えばいいし、外出先などでは自分のモバイルホットスポットやそこにある無線LANを使えばいいので、別途維持費は必要にならない。
しかし、Android系のタブレットの多くは3G回線付きしか無かったりするので、どうしても毎月の維持費がかかってしまう。3G回線で使用したい人にはいいだろうが、それが不要な方も多いので3G回線付きでしか選べない製品の購入は十分注意した方がいい。
価格はiPad 2でとりあえず十分使える容量のWi-Fiのみ32GBで5万円代と他機種と比べても非常に安い。

また、Andorid系は多数のメーカーから毎月のように新製品が登場するため、どれを選ぶべきかは悩みどころだが、iPad系は毎年1回しか新製品が出ない。もちろん、これが確定しているわけではないが、毎年春頃に新製品が登場する。冬から春にかけての購入時には少し待った方がいい場合もあるが、基本的にいつ購入してもすぐに新型が出てきて失敗したと言うことになりにくい。

ということで、以上に述べた点を差し引いて、他の機種に魅力的な機能があるのでなければiPad 2を選ぶのが正解だ。