シャープは2011年9月15日、電子書籍などが読めるメディアタブレットGALAPAGOSの販売終了を公表した。
公表された内容によると、
「10.8型ホームモデル(型名:EB-WX1GJ-B)」 および「5.5型モバイルモデル(型名:EB-W51GJ-R、EB-W51GJ-S)」の生産終了に伴い、 2011年9月30日(金)の正午をもって販売を終了
とのことで、周辺機器などはオンラインでも販売を継続するが、シャープが販売するメディアタブレットの販売は発表から約1年で終了する事になる。
イーモバイルが2011年8月に発売した7型液晶搭載のAH01SHは継続して販売され、電子書籍サービスのTSUTAYA GALAPAGOSのサービスも継続する。完全に撤退するわけではないが、後継機種が無いことから、事実上の撤退とみられる。
独自の電子書籍端末から汎用Android端末になるなど、当初描いていた独自進化するサービスというのも行き詰まった形になる。
電子書籍やメディア用の端末としても、シャープ得意の高品質な液晶を採用し、日本独自のサービスをあわせ訴求したとしても、コンテンツの問題もあり、簡単に受け入れられる物ではない事が証明されたとも言える。