AMDは2021年1月12日、Zen 3アーキテクチャを採用したモバイル版Ryzen 5000シリーズを発表した。
8コア16スレッドのCPUで、薄型からゲーミング向けまで150モデル以上で順次発売される。
AMDはCES 2021のキーノートに登壇し、ゲーミングなどに関して語りその中でZen 3を採用したモバイル版Ryzen 5000シリーズを発表した。
7nmプロセスで製造され、長時間バッテリー駆動、薄型軽量の製品でも8コア16スレッドを実現できる。
TDPを15Wとした際のマルチスレッドのCinebenchのパフォーマンスでは前モデルのRyzen 4000をさらに上回る。
薄型のAMD Ryzen 7 5800Uは最大4.4GHzで、Intel Core i7 1185G7と比較した場合でコンテンツ作成で18%、ビデオエンコードで44%、文書作成で7%、3Dレイトレーシングで39%上回るとしている。
ゲーミング向けのAMD Ryzen 9 5900HXは最大4.6GHz、L2とL3で20MBキャッシュ、TDPは45W+。AMD Ryzen 9 5980HXは最大4.8GHz。
HORIZON ZERO DAWNで100+のFPS。ASUS ROG Zephyrus Duoを使い1080P HIGH設定でのベンチマークの模様。
Intel Core i9-10980HXとAMD Ryzen 9 5900HXと比較した場合に、シングルスレッドでも13%、システム全体で35%性能が高い。
AMD Ryzen 5000対応モデルは150モデル以上が提供される。