インテルEvo vProプラットフォームの機能を説明

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Intel Evo vPro

インテルは2021年2月9日、Evo vProプラットフォームについて説明した。
第11世代インテルCore vProプロセッサーで、vProは主にビジネス向けにセキュリティや管理機能を搭載したインテルのプラットフォーム。この世代のvProは全てCore i5以上で、EvoプラットフォームにvPro機能を搭載したのがインテルEvo vProプラットフォームとなる。
Evo vProはイーボ・ブイプロと読む。

インテルvProプラットフォームはセキュリティ機能、管理機能に対応し、例えば電源断の状態から遠隔起動して、社内のPCを夜間などにアップデートをするような事や、盗難にあったら遠隔でデータを全て消去するような事も可能なプラットフォーム。
ハードウェアレベルでの保護をしており、OSより仮想レベルで、メモリの暗号化、ファームウェアの攻撃にも対応する。

この世代では各種基本機能の強化に加え、インテルIris Xeグラフィックス、AI機能などが強化され、テレビ会議での画像処理、セキュリティ機能が強化され、Wi-Fi 6(Gig+)対応でネットワーク機能も強化されている。
基本機能ではCPU関連の機能が1.2倍程度向上し、AIは8倍、ビデオ編集は2.3倍高速に行えるとしている。

この要件を満たすにはインテルEvoプラットフォームの要件(Project Athena 第2版)に加えて、Evo vProのシステム使用の検証が必要で、この検証を満たした製品が対応機種となる。
パフォーマンス関連ではスリープ状態から1秒以内に復帰、フルHDでのノートPCでバッテリー駆動時間9時間以上、30分の充電で4時間の駆動時間などが検証されている。





インテル ハードウェア・シールド
ハードウェアのレベルでのセキュリティ機能で、この世代で追加されたのは「インテル コントロールフロー・エンフォースメント・テクノロジー」「インテル スレット・ディテクション・テクノロジー」の2つ。
インテル コントロールフロー・エンフォースメント・テクノロジーは、ソフトウェアでは検出が難しい攻撃に対応する機能。インテル スレット・ディテクション・テクノロジーはAIを使ってランサムウェアやクリプトマイニングの攻撃を遮断する機能。

第11世代インテルCore vPro対応製品(全て4コア8スレッド)

グラフィック EU数キャッシュTDPベースクロック
Core i7-1185G79612MB12-283.0
Core i5-1145G7808MB12-282.6
Core i7-1180G79612MB7-151.3
Core i5-1140G7808MB7-151.1