ASUS Supernova SoMとは

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ASUS Zenbook Pro 16X OLED

ASUSが2023年4月に日本向けにも発表されたASUS Zenbook 16X Pro OLED(UX7602BZ)には、ASUS Supernova System-on-Module designという特殊な形状のCPUとメモリモジュールが搭載されている。(初めて発表されたのは2023年のCES)
通常、インテルのノートPC向けのCPUは、CPUがBGMというパッケージで提供され、PCベンダーがそのパッケージを基盤に搭載し、その近くにメモリを配置するようなデザインでメインの基盤を設計する。

右がASUS Supernova System-on-Module design

ASUS Supernova System-on-Module(SoM) designでは、通常より小型のCPUと、メモリがSystem-on-Module(SoM)によって一体となっている。
これによりCPUのすぐ横にメモリが配置され、CPUとメモリの面積が大幅に削減されている。削減できるのは38%で、小型軽量化が必須のモバイルパソコンにとっては、このようなデザインは非常に重要になる。

AppleのMacBookシリーズでは、Apple M1などがCPUとメモリを統合したデザインになっており、このSoMもどれと似たようなデザインで、今後のモバイル向けCPUではこのような形でCPUとメモリが提供される用になる可能性がある。そのテスト的なリリースが今回発表されたZenbookの可能性がある。

2023年末くらいに正式発表されるだろう、第14世代インテルCore搭載製品という名称になるかも知れないMeteor Lakeでは、このようなデザインの製品が増える可能性があるが、名称がどうなるか含めて今後の状況は注目だ。