SONY バッテリ自主回収の説明会

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ソニーは2006年10月24日、バッテリ自主回収に関する会見を開き、原因などを説明した。
当初の説明通り、DELLとアップルが自主回収したのは金属粉の混入バッテリセルとシステムの要因であるという。
それ以外のLenovoや東芝などが自主回収している物は、金属粉の混入があったとしても、システムの要因がないため本来は問題ないとのこと。回収自体は各PCメーカーが自主的にやっていることで、HPも自社の判断で回収しないことを決めたが、ソニーとしては不安を払拭するために自社も自主回収することに決めた。
LAXでLenovo製品が発火した原因についてはセルが2つしか残っておらず、原因解明が困難であるとのこと。セルが2つしかない理由は「空港職員が処分した可能性がある」(SONY原氏)。
今回の問題は、2005年12月のDELLが3万5千台を自主回収した時点で原因究明がしっかり出来ていれば、ここまで大きくなることはなかっただろう。
2005年後半の時点でこの件に関する問題は発生しており、それから順次行ったSONY側の品質改良により2006年2月以降の物には問題なくなっているが、当初の回収対象が少なすぎた事も原因の一つであるといえるだろう。
今回ソニーが自社の責任において全数回収するということはしておらず、今回の一連の施策はほめられる物ではないが、少なくとも初期対応は失敗だったと言える。
また質疑応答時間が長かった物の、取引先との関係もあるのだろうが、本当に聞きたい細かい数字などは全く開示されておらず物足りなさが残った会見だった。
SONY Battery Recall
2005年夏から秋にかけてDELLで問題発生
SONY Battery Recall
金属微粒子が短絡したことが原因。
SONY Battery Recall
電極のロール終端部分のデルタエリアに金属微粒子があると短絡し発火する可能性が高い。
SONY Battery Recall
リチウムイオンバッテリの缶加工時に金属粉が発生した。
SONY Battery Recall
金属粉が発生しないようにシーリングなどさまざまな施策を実施。
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