Apple Silicon M4搭載のMacBook Airはいつでるか

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MacBook AirはAppleのノートパソコン製品の中で最も売れ筋の製品ですが、2024年末時点でApple Silicon M3搭載モデルが提供されています。
Apple Intelligenceへの必要十分な対応を考えるとApple Silicon M4搭載モデルが期待されますが、いつ頃発売されるのでしょうか。

Apple Siliconの提供と、各モデルの発表日は次のようになっています。

Apple Silicon M1
2020年11月10日 MacBook Air
2020年11月10日 MacBook Pro
2021年4月20日 iPad Pro
2021年10月18日 MacBook Pro (Pro, Max)

Apple Silicon M2
2022年6月6日 MacBook Air
2022年6月6日 MacBook Pro
2022年10月18日 iPad Pro
2023年1月17日 MacBook Pro (Pro, Max)

Apple Silicon M3
2023年10月30日 MacBook Pro (Pro, Max)
2024年3月4日 MacBook Air

Apple Silicon M4
2024年5月7日 iPad Pro
2024年10月30日 MacBook Pro (Pro, Max)
2025年3月頃 ?

Apple SiliconはM1でProとMaxというバリエーションがある事が2021年に明らかになり、さらに後日Ultraも登場しました。
通常モデルからしばらく後に上位モデルが登場するかと思いきや、M3ではProとMaxも通常モデルと同時期に提供されました。
M4ではまずはM3版の提供がなかったiPad Proから採用されるなど、Apple Siliconの提供パターンはそれぞれの製品でバラバラになっています。

M3からM4の流れでは、2025年3月にMacBook Airが登場してもおかしくはありません。

AI関連性能とApple Silicon

Neural Engine(NPU)の性能と推定される、M4のTOPS値(1秒間に何兆回の推論が可能かの値)は38TOPSとiPad Proの発表時に公開していました。Windows系のCopilot+ PCの要件では40TOPS以上で、小さめの言語モデルの場合は十分な速度での演算が可能です。M3は18TOPSと言われており、おおむね半分の速度になります。
実際にAI関連はNPUだけでなく、CPUやGPU性能にも影響するので、単純にNPU性能だけでありませんが、比較的十分な性能となったM4の性能が基準となって今後のサービスが提供される可能性があります。

iPhoneで使われているA17 Pro(2023)は35TOPS、A18(2024)も35TOPSと言われています。

製造プロセスとApple Silicon

Apple Silicon M3、M4共にTSMCの3nm世代で製造されておりM3はN3B、M4はN3Eだとされています。N3EはN3Bの改良版です。
次の製品名称と思われるM5はいつ投入されるのでしょうか。製造はTSMCの2nm世代になるのか、N3Eの改良版のN3Pになるのか、それとも他のファンドリーを使うのか不明です。
現実的なところでは、3nm世代のN3Pかもしれません。2025年末にiPhoneの新モデルが登場するのは確実ですが、その場合はN3Pが採用されるかもしれません。
MacBookシリーズは毎年のアップデートがあるわけでもないので、2nmプロセス版を採用した製品で、AI関連性能含めて大幅に向上するモデルが2026年頃登場する場合もあります。その場合はいったん2024年春頃にMacBook Airの新モデルが出てくるかも知れませんし、M5までお預けになるかも知れません。

2024/2025年の年末年始に買う場合 2025年3月頃に新モデルが出るかもしれない
2025年3月頃に新モデルが出ない場合 次期モデルがいつ発表になるのか不明。M4搭載モデルがスキップされる可能性もあり、当分出てこない場合もあり

これらの内容には、過去モデルの発売日以外に特に根拠はありません。