松下電池工業は2006年12月18日、安全性に優れるリチウム電池の量産体制が確立したことを発表した。
正極と負極の間にセパレータに加えHRLと呼ばれる層を加えることで、内部短絡による発熱の異常を防止できる。
従来のセパレータはポリオレフィン系の素材を使用しており、150℃程度で溶融してしまうため、内部短絡による発熱でより被害が大きくなることが予想されるが、HRL(Heat Resistance Layer)は絶縁性金属酸化物からなる耐熱層でセパレータの機能を補完する性能がある。
2006年4月に市場に投入されていたが、今回量産体制が確立したことで、Let’snote各シリーズは当然として他社製品にも採用が進むと思われる。
安全技術を搭載した業界初の高容量リチウムイオン電池の本格量産体制を確立