日本エイサーは2009年10月23日、ポストネットブックのカテゴリとしてLight Noteカテゴリを新設した。
ネットブックよりも少し上の製品群としての名称で、日本エイサーが国内用に新設した用語となる。
Light Noteという名称は、Aspire Timeline AS1410などの、11.6型液晶から13.3型液晶搭載製品に使われる物で、この名称を使い販売促進活動を行い、2011年度の日本国内PCシェア5位以内を目指すとのこと。
国内シェア5位というのは、現在の状況で10%程度の販売数量となり、年間150万台ほどになるが、Windows 7に合わせた製品の価格設定などをみると、NEC、富士通、東芝、DELL、HPなどに追いつくのも時間の問題だろう。
今回Light Noteと名付けたカテゴリは、国内メーカーからもWindows 7に合わせて新しくラインナップに加わった。ネットブックより少し大きい液晶、スペックも高く6万円から8万円程度の製品で、ノートパソコンとネットブックの中間となる製品群。
この製品カテゴリはCULVというわかりにくいインテルの内部用語が広まっていたが、インテル自身がモバイル・サブノートPCという名称を8月に提唱。
東芝はdynabook MXに合わせて、ネットノートという独自の名称を使い始め、他社の利用も歓迎しているようだが、日本エイサーは独自にLight Noteというカテゴリ名を新設。こちらも他社の利用を歓迎している。
このカテゴリの製品は通常のノートパソコンほどの機能はないが、ネットブックに不満の方にはおすすめのカテゴリ。
どの名称が普及するのか、ここにはない名称か、そもそもそんな名称は必要とされていないかどうなるかはわからない。個人的にはネットブックがある程度普及したので、「ネットブックより少し上」が一番わかりやすいと思うがどうだろうか。
カテゴリ | NetBook (ネットブック) | Light Note (ライトノート) | NoteBook (ノートブック) |
代表機種 | Aspire one : AOD250 |
Aspire Timeline :AS1410シリーズ Aspire Timeline :AS3810Tシリーズ |
Aspire GemStone Blue:AS8935G Aspire:AS5536 |
特長 |
・持ち運び便利なサイズや薄さ、重さ ・インターネットやメール使用に特化しており、必要最低限のスペック |
・コストパフォーマンスとモバイル性能の両立 ・ポスト・ネットブック ・コンシューマーモデルであり、通常のビジネスで利用する程度のタスク(資料作成)であればストレスなくこなせる程度のスペックが求められる。 ・低電圧でバッテリー駆動時間が長くモバイル性能に長けている。 |
・マルチメディアPC ・グラフィック/サウンドにも妥協しないAV クオリティ ・ビジネス用途よりもエンターテインメントツール としての高いスペックが求められる。 |
ユーザー・ペルソナ |
・外出先で使用することもあるが、主に自宅で利用 ・主な用途はメールチェックやインターネット検索 ・コミュニケーションツールのメインは携帯電話 |
・ビジネス用途ととして持ち歩く ・個人用のメインPCとしても使用できる ・NetBookでは満足できないが、ビジネス用/個人用のNoteBook PCは高くて手が出せない |
・パソコンをエンターテインメントツールとしても使いこなす ・HD再生や動画編集、ゲーム等、幅広くパソコンを使用したい |
ディスプレイサイズ | ?11.6型以下 | 11.6型以上?13.3型以下 | 14.0型以上? |
平均価格帯 | ?50,000円未満 | 50,000円以上?90,000円未満 | 60,000円以上? |
重量 | 1.3kg未満 | 2.0kg未満 | 重量は問わない |
OS |
Windows XP Windows 7 Starter |
Windows Vista Home Premium Windows 7 Home Premium |
Windows Vista Home Premium Windows 7 Home Premium |
CPU | Atom |
Core 2 Duo Core 2 Solo Celeron |
Core 2 Quad Core 2 Duo Athlon 64 X2 |
AcerのLight Noteカテゴリ区分
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