パソコンの海外利用に関する各社のスタンス

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最近のノートパソコンに付属しているACアダプタは100Vから240Vまで対応するため、日本で購入したノートパソコンとACアダプタを海外にそのまま持ち出してもそのまま使用可能。
唯一注意しなければいけないのが、電源ケーブル。電源ケーブル自体は通常100Vから120Vに対応した物が付属しており、北米などではそのまま使用できるが、ヨーロッパなどの200V台の電圧に対応していない。さらに、プラグ形状も異なるためそのままでは電源が供給できない。
実際は120Vまでの対応のケーブルでもほとんどの場合は問題なくそのまま使えるが、そのまま使うのが怖い場合、現地で対応のケーブルを入手するなどすればいいし、プラグ変換も必要となる。

しかし、それでも心配な方は、各メーカーに自分が使用している製品が問題なく使えるか問い合わせることも多いと思う。
そこで、Webサイト上で各社がどのような情報を提供しているのか、各社のサポートサイトでしらべてみた。

主な検索キーワードは「ACアダプタ」「海外」

東芝
ノートパソコンを海外で使うときは、海外の電圧に対応したケーブルをお使いください

HP
付属のACアダプタは100~240Vに対応していますので、海外でもご使用いいただけます。

Lenovo
付属の電源コードを海外で使用することに関しては保証できません。国によって、コードの配線と形状が異なりますので、その国の仕様にあったコードをお使い下さい。

以上が、ユーザーの問い合わせで多いと思われる使えるのかどうか、電源コードなどについての情報がわかりやすく掲載している会社。

DELL
ACアダプタについての情報は見つけられなかったが、海外での保証サービスなどの情報が提供されている。

Apple
ACアダプタについての情報は見つけられなかったが、世界各地のApple Storeではどこで購入したかは問われずサポートをうけられる。

以上が特に情報は見つかれれなかったものの(どこかにあるのかもしれない)、海外使用では様々なサービスを展開している会社。
問題はここからである。

Panasonic
日本国内での利用のみ動作保証

ソニー
海外での使用は動作保証しておりません

NEC
海外での動作は一切保証しておりません

富士通
富士通製パソコン、および周辺機器は、日本国内仕様です。 ・・・ 動作保証をしていません。

このように、国内でのみ動作保証しており、海外では自己責任で使用しろというメッセージが読める。その後には電源ケーブルなどの情報を提供している事が多いが、まずは形式的とはいえ保証しないなどと言われると一般ユーザーには怖くて使えないとなりそうだ。

このような各社のスタンスをみるだけでも、どこの会社がどのようにユーザーに使い勝手の良い製品、サポートを提供しているかがよくわかる。