アップルが2012年6月に発表したRetina display搭載のMacBook Proは発売時点で3種類のCPUが用意されている。
アップルはインテルのプロセッサーナンバー(CPUの型番)を基本的に使用しないが、使用しているのは次の3種類。
2.3GHz Core i7-3610QM
2.6GHz Core i7-3720QM
2.7GHz Core i7-3820QM
それぞれの違いは、動作周波数以外にはキャッシュと、VT(バーチャライゼーションテクノロジー)の対応に違いがある。
2.7GHz品はL3キャッシュが8MBでそれ以外は6MB。当然ながらキャッシュは大きい方が高速になる。
2.3GHz品はダイレクト I/O 向けインテル バーチャライゼーション・テクノロジー (VT-d)に対応していないが、他は対応している。
価格差は2.6GHzから2.7GHzへが21,400円。
2.3GHz品は比較が難しいが、MacBook AirのSSD 256GBから512GBへ変更が44,000な事を踏まえると、2.3GHz版が184,800円、2.6GHz品が238,880円なので1万円という見方も出来る。
この中から単純に選べば、SSDの容量が512GBの2.6GHz品が無難だが、ハイスペック志向なら2.7GHzを選んで損は無いし、SSDも含めそこまで容量が必要ないなら2.3GHzで十分の場合もある。