インテルのEfficient coreのパフォーマンスとは

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Intel Efficient core

Intelは2021年後半にリリースするAlder LakeからPerformance CoreとEfficient Coreを組み合わせるアーキテクチャを本格的に採用する。
Performance Coreが従来の延長上のパフォーマンスとするとEfficient Coreのパフォーマンスはどのくらいだろうか。基本的にAtom系列のアーキテクチャを採用するが、実際のパフォーマンスが気になるところだ。

このパフォーマンスについて、Intelが2021年8月に開催したArchitecture Dayにおいて、Skylakeと比較して同じ消費電力なら40%のパフォーマンス向上、同じパフォーマンスなら40%の電力消費という事を公表している。
マルチスレッドの場合は80%になるとしている。
このSkylakeが2015年のSkylakeなのか、3回目の最適化をした2019年のCoffee LakeやComet Lakeなのかの詳細は明かされていない。

このEfficent coreは現行のJasper Lakeなどで採用されているTremontから改良されるGracemontが採用される。現行のAtom以上のパフォーマンスは期待できるだろうが、実際のパフォーマンスについてはどうなのかは、実機による確認が必要になる。

参考

PassMarkによるCPUシングルスレッドの性能
https://www.cpubenchmark.net

Skylake Intel Core i7-6660U (2.40GHz) 1973
Coffee Lake(Skylake) Intel Core i7-9700TE (1.80GHz) 2302
Tigar Lake(Willow Cove)Intel Core i7-11800H (2.30GHz) 3165
Jaspar Lake(Tremont) Intel Celeron N5100 (1.10GHz) 1307