2014年1月にラスベガスで行われた、CESでインテルが、SDカードと同じサイズのコンピューティングデバイスを発表しました。
Edisonという名称で、インテルのx86プロセッサーやメモリ等に加えて、Wi-Fi等の無線通信機能も内蔵するもので、デジカメにメモリとしてSDカードを挿すように、各デバイスにこのカードを挿せば簡単に高性能な制御等が可能になるものです。
その後、開発者などからのフィードバックを受けて、SDカードにこだわるよりも、I/Oの拡張性 を選んだ形になっています。
SDカードは24×32mmですが、正式版となったEdisonは25×35.5mmで一回り大きくなりました。
厚みは3.9mmで、SDカードの2.1mmの2倍近くになっています。
価格は50ドルで、アメリカでは9月9日、日本では10月に市場に投入されます。
このEdisonを使うためには、各種IOと接続するための拡張ボードが必要となります。
インテルからはArduino Yunとほぼ同じで、Arduino Unoと同じI/OのArduino Expansion Board 85ドル、小型の製品に使うためのBreakout Expansion Board 60ドルが提供されます。
これ以外にサードパーティーからは各種用途用のボードが提供される予定です。
ソフトウェアはIntel Edison R1 Softwareで基本的な機能がサポートされ、R2ではさらに拡張される予定です。
Galileoとの棲み分けですが、Galileoはプロトタイプ用、Edisonは製品用のような形になるようです。