レノボのThinkPadの開発拠点である大和研究所のサイトリーダーに2021年10月1日付でレノボ・ジャパンの執行役員の塚本泰通氏が着任した。
これに伴い会見が行われ、ThinkPadの製品開発に関する会見が行われた。
レノボは日本の横浜にある大和研究所、アメリカのノースカロライナのラーレイ、中国の北京に開発拠点があり、各拠点の「イノベーショントライアングル」により連携している。この連携により日本国内だけではなく、世界各国のニーズを捉えている事が重要になっている。
この開発拠点の連携、お客様の潜在的課題に対応するソリューションをプロトタイプで検証し、ThinkPad X1 NanoやTitanium、Foldなどの特徴的な製品にもつながっていったという。
ThinkPadは、「お客様の声」と「イノベーションや技術の種」を元に技術偏重にならずに使える技術を目指す開発のベースの上に、「信頼される品質」「親しみやすさ」「先進性」という開発哲学があり、お客様の「生産性向上」のゴールを目指すという開発哲学がある。
この哲学で開発したThinkPadによって、場所を問わない働き方を実現するツールでハイブリッドワーク自体に受け入れられる事を目指している。
その中でも信頼性と堅牢性は様々なテストが行われ、セキュリティに関しては最優先として行っている。
さらに環境面でもパッケージの梱包方法や竹を使った素材なども取り入れる環境に配慮している。
低温ハンダについては大和研究所発祥で、90%以上のThinkPadのマザーボードに採用済み。
ThinkPadは1992年に登場したが、2022年の30周年に向けた製品も準備中だと公表した。