ThinkPad Gシリーズに使われている120Wタイプ(22P9151)は別として、ここ5年ほどだろうか ThinkPad シリーズの AC アダプタは 56W を中心に、72W タイプが最近使われ出したという状況で、本体を買い換えてもACアダプタはそのまま使えていた。
特に X シリーズのように持ち運んで使う機種の場合、56W と 72W タイプどちらも使用可能というのは、ThinkPad で統一しているような企業などで、出先での充電には非常に便利だ。
今回、新しく追加された Z シリーズは、Tシリーズと同じようなスペックでありながら、最大消費電力が上昇している。
その影響か 90W タイプの新しいACアダプタが使われることになるようだ。
ThinkPad X41
最大消費電力 56W
標準時消費電力 12.1W
ウルトラスリム 56W ACアダプターII 02K6881
本体:240g
コード:60g
ThinkPad T43p
最大消費電力 72W
標準時消費電力 24.86W
ThinkPad 72W ACアダプター 02K6700
本体:285g
コード:50g
72W AC/DC コンボ・アダプター 22P9011
本体:470g
寸法:35mm×66mm×144mm
ThinkPad Z60m
最大消費電力 90W
標準時消費電力 23.0W
ThinkPad 90W ACアダプター 40Y7662
本体:360g
コード:50g
寸法:30.0mm×50.0mm×126.0mm
Lenovo によれば、製品開発は最新技術も取り入れ最終的には、ユーザーの利便性を損なわないようにしているとのことで、ACアダプタもより小さくする方向に向かっているそうだが、現状では明らかに重量が重くなっており、本当にユーザーの利便性を考えた設計なのか疑問な点がある。
今回新しく登場した90Wタイプが気まぐれで登場したわけではなく、今後の製品開発も見据えた最新の設計であると考えると、将来出る新製品では最大消費電力が上昇するということであり、バッテリ駆動時間や発熱の点で、より不利になるのでは無かろうか?
今回の Z シリーズに使われた AC アダプタや、ThinkPad の最大消費電力については、今後もチェックを続ける必要がありそうだ。
Lenovo Japan