事前検討編に書いたように、OSやUIなどで選ぶとMacBook Airしか無いが、それを上回るハードウェアの魅力があればWindows系でも問題ない。
とうことで、各Windows製品をみてみよう。
各製品の特徴
ThinkPad X1
この機種はThinkPadの歴史の中でも特徴的な1台となる事は確実で、厚み、重量、筐体の完成度などは抜群。他機種に無い特徴の1つに、液晶画面にiPhoneなどと同じゴリラガラスを使用しており、傷がついたりする事が無い。キーボードのタッチ感なども悪くなく完成度自体は非常に高い。
個人的には、SSD容量が問題で、128GBの設定しか無く、交換は簡単に出来る物のそれなりに高コストとなる。
dynabook R731
同等製品の中で、唯一光学ドライブを内蔵できる。光学ドライブを頻繁に使用する方にはいいかもしれない。個人的にはオーディオCDを取り込むとき、年に数度、データをCD-RやDVD-Rで渡されたときくらいしか使わないので、かさばるこのような機能は内蔵していない方が適している。
筐体の完成度などは非常に高く、旧dynabook SS RXシリーズと比較しても最も高いと言えるだろう。キーボードのタッチ感なども悪くない。
バッテリを取り外せるのも、長期間の運用などでは便利に使える事もある。SSDが128GBしか無いのも気になる。
VAIO Z
光学ドライブなどと一体化したPower Media Dock(PMD)といったい運用し、高いパフォーマンスが期待できる。しかし、ACアダプタなど電源の取り回しの問題(ACアダプタが別、PMDがバッテリ駆動できない)などがあり、個人的にはPMDは使う気になれない。これ自体光学ドライブと一体化しており、それなりの重くかさばる(ACアダプタ含む)ので、パフォーマンスが必要なときに持ち歩くとき邪魔という理由もある。
本体自体は、初めはVAIOにありがちな柔いのではないかと思ったが、しばらく使っていると悪くない。持ち運ぶときは液晶を閉じるのが基本だし、この場合の筐体の剛性は高め。もちろん、落としたりしたときはそれなりにダメージは高くなりそうだ。
カスタマイズの自由度が高く、予算が許せる限り満足できる仕様にできるのも個人的にはうれしい。
まとめ
スペック面だけでみるとVAIO Zは多少価格が高い物の悪くない。しかしPMDと本体の連携時の使い勝手がまだまだ洗練されていなく、この辺りが完成するまで個人的な購入はさけたい。PMD無しでも購入は可能だが、その場合、スペック面をのぞくとThinkPad X1の方が筐体の完成度など、ハードウェアとしての出来は個人的には高いと考える。
dynabook R731も完成度自体は高いが、光学ドライブが邪魔という問題がある。
ストレージの容量は128GBでは足りないのは現在の状況からわかっているので、少なくとも256GBにしたい。HDDを選べば500GBにしてもたいしたコストにならないが、SSDの圧倒的パフォーマンスを知っていると、もうHDDを持ち運びもする製品で使いたくはない。
そういう点でみると、ThinkPad X1をMacBook Air 13インチと比べ、同等スペックで同等の値段もしく安いならThinkPad X1を選んだ可能性も高いが、SSDの容量が少なく価格も高いとなるとWindowsを選ぶ理由はなくなる。