マイクロソフトが2012年6月18日に発表したタブレット端末のMicrosoft Surfaceは当初米国で販売されるようだ。
おそらく2012年末には店頭に並ぶのだろうが、日本で販売されるのは当分先になるだろう。その理由は、日本と米国ではマイクロソフトの販売網がかなり異なっているからだ。
マイクロソフトは米国でWindows 7の販売に合わせて2009年10月に実店舗を開店している。
その後、店舗を増やしておりAppleのリテールストアのような存在にしようとしているようだ。
Microsoft SurfaceはこのMicrosoftの実店舗やオンラインショップで販売される。ハードウェア機器を販売する際には、商品の説明やサポートなどが必要になる。
その点、実店舗での販売ならその心配も無く混乱も無く販売すること出来る。
一方、日本ではマイクロソフト製品と言えばソフトウェアや、マウスなどをパソコンショップなどで販売しているが、タブレット端末のような商品説明が複雑な製品をその流通網に載せても簡単に販売できるわけでは無い。
実際、Windows Phoneはauショップなどで販売されているが、マイクロソフトがその販売に協力しているとは言え、売れているとは言えない状況だ。
こんな状況で、評価もはっきりとしないMicrosoft Surfaceを販売し、悪い評価につながってしまってはいきなり汚点を残すことになる。
少なくとも米国である程度順調になってから日本で販売することになるだろうし、その間に各量販店などと協力し販売網を整備して行くつもりだろう。