RICOH THETA Sと従来モデルの比較

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RICOHの全天球カメラTHETAの新モデルTHETA Sが2015年10月に発売となります。
従来モデルと比較し、センサーサイズが大型化し、レンズも明るくなり画質が向上します。また動画の性能も上がり、全体的な活用の幅も広がることになります。

センサーサイズに関しては1/2.3型を採用し、一般的なコンパクトデジカメと同じになり、画質はコンパクトデジカメと同等になります。画素数は1200万画素です。
実際のサイズは約6.2×4.7mmです。

THETAのセンサーサイズは公開されていませんが、これよりも1回りか2回り小さいことが予想されます。
1/2.7型の5.3×4.0mmか、1/3型の4.8×3.6mmあたりの搭載だったとすると、2012年前後のスマートフォンの画質程度だったのが、カメラとしてより必要十分な画質になったことが予想できます。

レンズ性能はF2.0で十分な明るさを持つレンズを搭載していることがわかります。この数値が高ければ高いほど、高画質で撮影できると言うことです。

一般的にはカメラのセンサーサイズと、レンズの性能が高くなると、全体的なサイズも大きくなりますが、

THETA S 44×130×22.9mm(17.9) 125g
THETA 42×129×22.8mm(17.4) 95g

とサイズは若干大きくなっただけですが、重さは多少影響しているようです。

SDカードを別途挿せないようになっており、内蔵のストレージに保存するしかありませんが、4GBから8GBになりとりあえず十分程度の容量になっています。

撮影枚数は200枚から260枚なので、重量の増加はバッテリーの強化も大きいのかもしれません。

静止画の解像度は
THETA S 5376×2688
THETA 3000×1500
で、少なくともフルHDで表示するなら十分な解像度のようです。

動画の解像度は
THETA S 1920×1080/30fps/16Mbps
THETA 1920×960、15fps
で大幅に向上しています。