Microsoftは2021年6月24日、時期WindowsのWindows 11を発表した。
半年に1度アップデートされていたWindows 10は2021年後半の20H2ではなくWindows 11という形になり、大幅に刷新されて登場する。(Windows 10 20H2自体は提供される模様)
大きく変わったのは見た目や操作に関する部分で、左下にあったスタートボタンがなくなり、下にスタート含めた各種アイコンが集まった形になるなど、UIが大きく変わっている。
また、Windows 8で導入され10では消えたウィジットが導入され、複数ウインドウの操作も簡単にできるようになる。
Windows 11のシステム要件
従来のWindows 10は2015年にリリースされ、1 GHz 以上のプロセッサ、メモリ 1GB(32bit) 2GB(64bit)、ストレージ16GB(32bit) 20GB(64bit)、DirectX 9 以上 / WDDM 1.0、解像度 800×600だったが、この要件も変わった。
Windows 11のシステムの最小要件
1GHz以上で2コア以上の64bit プロセッサ
メモリ4GB以上、ストレージ64GB以上
DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x、ディスプレイ9インチ以上、解像度 720p
システム要件で大きいのは32bitは非対応になり、コア数2以上、メモリ4GB以上になっている点。Windows 10が登場した段階でもギリギリの環境は切り捨てられたような形になる。
何が変わったか
左下のスタートボタンがなくなるなど、UIが完全に一新され、操作性も変わるなど、見た目の変更が大きい。
ソフトウェアのインストールも簡単になる見込みで、Microsoft Storeが大幅に強化される。
従来は独自のダウンロードサイトやMicrosoft Storeからのダウンロードなど、インストール方法が複数あった。Windows 11ではMicrosoft Storeで提供がやりやすくなるようになるため、多くのソフトウェアがMicrosoft Store経由でダウンロード出来るようになる見込みだ。
さらに、AndroidアプリもWindows 11上で動作し、ゲーム関連機能の強化、タッチやペン操作の強化など、OS自体も様々な部分が強化される模様。
そもそもこのWindows 11とは何か
Windows 10は半年に1度アップデート版が提供されています。直近では2021年春に20H1というバージョンが提供され、次は秋に20H2というバージョンが提供される予定でした。
この20H2はSun Valleyという名称で開発が進められ、今回のWindows 11で採用された新しいUIになる予定のバージョンでした。
実際にWindows 10の定期的なアップデートにも出来たはずですが、このタイミングで新しいOSにするという決断をしたようです。
それがWindows 10 20H2改めWindows 11です。
OSの名称を変更し、マーケティング的にも新しくなったWindowsとして提供していく形で、Windows 7からWindows 8への変更で不評だった大幅なデザイン、UIの変更の失敗をしないように提供していく物と思われます。
過去ほぼWindowsだった自体は終わり、macOS、Chromebookなど競合のデスクトップOSとの競争が激しくなっており、スマートフォンとの連携などより先進的な機能も必要になっています。
しかし、Windows 10 21H2自体は提供される模様です。
古い環境を切り捨て、よりモダンで使い勝手のよいOSになる事を期待したいです。