ノートパソコンのメモリ8GBはどこまで使えるか

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パソコン メモリ8GB

2021年現在、一般的に販売されているノートパソコンは、お得な製品含めて一般的には8GBのメモリを搭載している製品が多いです。16GBになるとプレミアムパソコンや、8GBモデルよりも1割から2割程度高い価格で販売されているモデルが多いです。
4GBモデルはほとんど無く、32GBモデルも一部に限られます。この一般的に販売されている8GBメモリのノートパソコンはどの程度使えるのかを簡単に検証してみます。

メモリとはCPUが利用するデータをストレージから読み出して、すぐに使うデータを保管する場所のようなイメージです。
現実者社会に置き換えると、CPUが人間の頭、メモリは机の上、ストレージが本棚です。人が作業するときに使うデータは机の上にあった方が、すぐに使えます。使い終わったら本棚にしまいます。この机のサイズがメモリのサイズで、小さなサイズの場合は、本棚のデータと入れ替える作業が発生して面倒で時間がかかります。机のサイズは自分が使う作業に合わせたサイズが必要です。
これと同様に、利用する状況に応じたメモリ量が必要になります。

メモリ8GBで使った場合

イメージではOSが起動するだけで4GB、WebブラウザやOfficeソフトを1つ開くと1GBくらい使うと考えてください。Webブラウザを開きながら、WordとExcelで文書を作成しながら、メールの読み書きをするような一般的な用途では8GBくらいのメモリを使ってしまいます。

メモリ8GBのノートパソコンで一般的な使用を想定した場合のメモリ使用量

この例ではWindows 10 20H2を起動し、OneDriveなどを使いながら、Chromeブラウザでタブを6つ、ExcelとWordで10ページ程度のデータを表示した状態です。
この状態でメモリを6.1GB使用し、メモリの使用量は80%程度になっています。

これがどのような状態かというとメモリに全く余裕がありません。このような状態で使って明らかにパソコンが遅くなるということはありませんが、これに加えてTeamsを常に起動した状態でリアルタイムに情報交換をする。画像編集ソフトなど、他のソフトをさらに複数起動すると空きメモリはほとんど無くなります。
利用状況によりますが、8GBでは一般的な普通の使い方でメモリはギリギリ、もう少し使い始めるとパソコンの処理速度に明らかに影響が出てくるような状況です。パソコンの動作に影響しないようにするためには、Webブラウザを閉じるなどの対策が必要になります。

複数のソフトを同時に起動するような場合は8GB以上のメモリ搭載機種が無難です。
使ってもWebブラウザとOfficeソフト程度、何かあってもその度にソフトを閉じて使う場合は8GBでも大きな問題は出ません。

一方で、画像編集、動画編集のようなソフトを使う場合は、メモリ使用量が大きいので、8GBでも足らなくなります。月に1度程度しか動画編集しないような場合は我慢して使えるかも知れませんが、頻繁に使うような場合は16GBなど大きなメモリ量の製品を選びましょう。

16GB以上は必要か

一般的な簡単な動画編集程度なら16GBあれば十分です。ゲームの場合でも16GBで十分です、個人が趣味で行うようなプログラミングの場合でも16GBで十分です。それ以上のメモリが必要な場合は一般的にはあまりありません。

結局の所8GBで十分か

パソコンをたいした用途に使わない。Webブラウザでタブ数個、Officeソフト程度がまあまあ使えれば良いという場合は8GBで問題ありません。
何かあって多くのソフトを使う場合は、使わないソフトは一旦閉じて対応するというような使い方をするなら、問題なく使えるでしょう。

写真や動画の編集などもする、いろいろなソフトを起動しっぱなしで、パソコンの動作が遅くなるのを気にせずに常に快適に使いたい場合は16GBを選びましょう。