MacBook Proは2021年10月にM1 Pro、M1 Maxを搭載した第5世代モデルに移行したことで、インテルCPUからの移行が完了し、筐体も新しい世代に鳴り、従来の13インチモデルの筐体が古くなりました。
今後、下位モデルも含めて同等の筐体になると思われるため、今後13インチモデルを購入する場合、パフォーマンスは問題ない物の、キーボード、筐体などが1世代古い点に注意したい。
MacBook Proとは
MacBook ProはAppleのハイエンドノートパソコンで、その名前の通りプロフェッショナル向けの製品。
映像などのクリエイター、アプリの開発などのプログラマーなど、パソコンを日常的にハードに使うユーザー用に向けた製品です。
MacBook Proの種類
MacBook Proは2021年10月に販売された14インチと16インチの第5世代の製品が最新の上位モデルで、2020年11月に発売された13インチのMacBook Proも現行モデルですが、1世代古い筐体を採用した下位モデルです。
13インチMacBook Pro
2020年11月に登場したApple Silicon M1を搭載した13インチのMacBook Proは、従来のインテルCPUモデルの筐体をそのまま採用し、Apple SiliconのM1に移行した第1弾の製品です。
重量は1.4kgで現行MacBook Proシリーズ中最軽量ですが、上位モデルの最新仕様はないので、1世代古い製品となります。
14インチMacBook Pro
Apple Silicon M1 Pro、M1 Maxを搭載するモデルで、下位モデルのM1搭載モデルよりCPUパフォーマンスが高く、GPUパフォーマンスはM1 Proは倍増、M1 Maxはさらに倍増しM1の4倍になっています。
HDMI、SDカードスロットを本体内に搭載し、マグネットで取り付け可能な電源ポートMagSafe 3を採用しました。(USB PDでの充電にも対応します)
画面上部のWebカメラ部分にノッチを入れ、狭額縁化1.6kgで13インチモデルより重量は重くなりました。
従来モデルにあったキーボード上部のTouch Barは無くなりました。
16インチMacBook Pro
14インチのMacBook Proと同様にM1 Pro、M1 Maxを搭載する大画面モデル。
重量は最大2.2kgです。このモデルもTouch Barはなくなりました。
140WのACアダプタを採用しているため、一般的に販売されているACアダプタを純正品と同じように使うことは出来ないです。(低い電圧でどの程度使えるかは現時点で不明)
この140WのACアダプタモデルは14インチモデルよりも動作周波数が速い場合があります。(詳細は不明)
CPUパワーで選ぶMacBook Pro
MacBook ProのCPUパワーは使用しているApple Siliconによって変わります。
M1より高性能なのがM1 ProとM1 Maxで、M1 ProとM1 MaxのCPUパワーは基本的に同じです。
M1のCPUコアは、4コアの高性能コア、4コアの高効率コアの8コアで、M1 Pro、M1 Maxは8コアの高性能コア、2コアの高効率コアを搭載しています。
14インチMacBook Proは6コアの高性能コア、2コアの高効率コアモデルも用意されています。
CPUコアの性能は低い順から
M1
M1 Pro, 8 CPUコア
M1 Pro, 10 CPUコア
M1 Max
になります。4バリエーション存在します。
映像の編集などをほとんど行わずグラフィックパワーをあまり使わず、プログラムなどの開発など、CPUパワーの利用が多い場合は、M1 ProのCPUコアが10コアのモデルを選べば十分です。
プログラムの開発などでもCore MLなどを使う場合はGPUパフォーマンスも重要になる場合があります。
メモリの転送速度が重要な用途の場合はM1よりM1 Proは倍。M1 ProよりM1 Maxは倍の400GB/sで各モデルで大きく異なります。メモリの転送速度がプログラム動作に直接影響する用途の場合はM1 Maxが適しています。
GPUパワーで選ぶMacBook Pro
MacBook Proで使われているApple SiliconのGPU性能は各モデルで大きく異なり、コア数が直接影響します。
8コアより16コアなら単純に2倍、16コアに比べて32コアは単純に2倍の性能になります。
GPUコアの性能は低い順から
M1, 8 GPUコア
M1 Pro, 14 GPUコア
M1 Pro, 16 GPUコア
M1 Max, 24 GPUコア
M1 Max, 32 GPUコア
になります。
CG、CAD、動画編集などの用途の場合はなるべくGPUコア数は多い方が適しています。
外部ディスプレイ接続数で選ぶ
採用しているApple Siliconによって外部ディスプレイの接続数は異なります。
M1 1台
M1 Pro 2台
M1 Max 4台
複数台のディスプレイを接続する場合はM1 ProやM1 Maxが適しています。
長期間利用出来るモデルで選ぶ
現行のMacBoo Proシリーズはどのモデルも長期間利用出来ますが、13インチMacBook Proは1世代古い筐体になります。
次のモデルチェンジで上位モデルと同等になった場合、陳腐化したような気分になるかも知れません。