Apple PayとSquareから考える次世代の決済手段

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2013年くらいからスマートフォンのイヤホンジャックに取り付けて、クレジットカード決済が出来るSquareのようなシステムが、特にアメリカのようなクレジットカードが普及している場所で利用され始めている。
Squareはカードリーダーを取り付けたスマートフォンで従来型のクレジットカードの情報を読み取り、画面にサインすることで決済が完了する。これを使うためには利用するリーダーのアプリが必要になる。
このコストはリーダー自体を購入しアプリをインストールし、商品情報を登録することだけで、非常に低コストで設置出来る。当然、Squareを含めクレジットカードの手数料はかかるが、現金でやりとりするコストと、消費者の利便性を考えるとSquareのようなサービスは非常に低コストで利用できる物となる。

そのSquareはリーダー自体が不要なシステムも提供しているそれが、Pay with Squareというもので、ユーザーは自分で登録したアプリ内で支払いを済ませ、その支払い情報が店舗側に行くことで、商品を受け取れるという物。
これ自体は2012年からサービスが始まっているが、ほとんど普及していないようだ。

Apple Payでは、NFCに対応するレジシステムが必要になるが、NFCのレジシステムはコストもかかるため、普及の問題とされている。
一方で、NFCを使わない決済手段もある。それがPay with Squareに似ているシステムで、アプリ上で商品をApple Payで決済し、店舗側にその情報が送られるという物。

こうなると、NFC含めクレジットカードリーダーのようなものが不要になり、店舗側が決済をする必要がなくなる。
しかしPay with Squareがほとんど利用されていないように、ユーザーがアプリをインストールしてというのが普及するのかどうかは未知数だ。
Apple Storeではすでに消費者が自分でバーコードを読み取り決済するという方法が利用できるが、これもApple Payに対応するようになるが、このような決済方法は1店舗で多くても数店しか買わない店に限られるだろう。

新しい決済手段がどのように普及していくかは、ユーザーの利便性と店舗側のコストや利点がどうなっていくかにかかっている。

米スクエアにとってApple Payは脅威なのか IT Pro
Apple Pay Leaps Ahead of Mobile-Payments Providers Bloomberg