eMMC、SSD、NVMeなどフラッシュメモリを使ったストレージとは

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ノートパソコン用のストレージは2010年代からHDDから、より高速なフラッシュメモリに移行しています。
フラッシュメモリ使ったストレージの中にも、接続方式等によって速度などは異なります。

接続方式

フラッシュメモリを使ったストレージが使われた当初は、HDDの接続に使われていたSATA(シリアルATA)がそのまま使われていましたが、その後 M.2 になり、NVM Express(NVMe)へと移行しています。

eMMC
eMMCという方式もありますが、これは低価格で容量も少ないタブレットやChromebookなど一部の製品で使われています。
eMMCはSDカードの前身的なMulti Media Card(マルチメディアカード)を組み込み(embedded)向けにしたもので、1つのチップにフラッシュメモリやコントローラーが一体化し、基板に実装されています。

mSATA
Mini PCI Expressカードのコネクターを使ったストレージの接続方式で、mSATAはmini SATAの略です。
この方式から箱に入ったストレージをケーブルで接続する方式ではなく、ストレージの基板をメイン基板に取り付ける方式になりました。
2010年台前半に使われていた方式です。
1.8インチHDDなどに使われていた接続方式のMicro SATAとは異なります。

M.2
M.2はmSATAの後継規格でmSATAより小型で高速な規格で、接続のコネクタの形状の事を言います。
SATA、ACHI、NVMeで接続出来、最も高速なのがNVMeでの接続です。

フラッシュストレージまとめ

2019年ころから、高速なフラッシュストレージの接続はNVMeになっています。
低価格な製品等にはeMMC接続が使われている場合もあります。

2021年現在に買うべきフラッシュストレージ

2021年現在SSDと書いてあるストレージを選んでおけば問題ありません。NVMeと書いてあればより高速ですが、あまり気にしないでも問題ありません。どうしても超高速なストレージを選びたい場合はNVMeを選びましょう。

容量は大きければ大きいほどよく、予算や用途にもよりますが、512GB程度は欲しいです。1TB、2TBくらいあれば一般的な用途では十分でしょう。
写真や動画を沢山保存する場合は大きければ大きい程いいですが、この場合でも1TBでは足りなくなることもあります。特に動画編集する方は2TBくらいは欲しいですが、コスト等、現実的に難しいので、外付けストレージを使う方法もあります。
ゲーミングPCの場合も最近のAAAタイトルは容量が100GB程度あるのも普通なので、1TBは必要です。