ノートパソコンに限らず、パソコンやコンピュータはベンチマークの結果が数字でるので性能の差がはっきりわかります。
CinebenchならCPUの性能、PCMarkならオフィスソフトなど一般的なパソコンの使用環境での性能がわかります。他にもゲームの快適さがわかるベンチマークもあります。

これらでわかるのは、ベンチマーク計測中の一時的な性能の数字のみです。
例えば、CPUの性能を引き出すにはCPUを効率的に冷やすための冷却機構や筐体設計が重要になります。CPUを冷やすだけで良いなら、大きめのヒートシンクに大きくて速い回転のファンを搭載すれば良いですが、ノートパソコンの場合は、薄型軽量の筐体の中になるべく大きくて効率が良いヒートシンク、騒音がないが効率的に風を送るファンなどが必要になります。

ベンチマークは一般的に数分で最高速度での結果を出しますが、パソコンは一般的に、何時間も連続して低負荷や高負荷の状態が繰り返され短期的な性能ではなく長期的な性能が重要になります。
短時間でのベンチマークでわかるのは、利用時に高負荷になったときの処理速度ですが、それまでの使用状態などによっては、短期的なベンチマークとは異なる結果になる場合があります。

わかりやすく言うと、CPUは冷えている方が性能が出るので、何もしていない状態からいきなり高負荷にしたときは高速になります。中くらいの負荷をかけてそこそこ暖まった状態から高負荷にすると、既に暖まっているので何もしていない状態よりも速く発熱するため性能が下がる傾向があります。

また冷えてれば高速になるなら、冷却ファンを高速で回転し続ければ良いですが、その結果ファンノイズがうるさく、使っている間の不快感が高まる可能性があります。性能は高いがうるさいか、性能はそこまでではないがしずかなどはベンチマークの数字では表現できません。

ノートパソコンのベンチマーク結果をみる際は単純な数値の比較ではなく、システム全体の快適さをしっかり確認するのを忘れないようにしましょう。