Adobeは2021年7月20日、デジタルビデオ製品を中心にしたアップデートを公表した。
Adobe Premiere Proでの音声のテキスト化、Adobe Character Animatorの強化、Adobe After Effectsの強化があるが、Adobe Premiere ProのM1ネイティブ対応も行われている。
ここでM1にネイティブ対応になったAdobe Premiere Proの高速化に注目されるが、元々Rosetta 2の仕組みでIntel用のプログラムを変換して動作していた物が、Apple SiliconのM1ネイティブ対応になったことで高速になるのは当然の結果。
それ以上に注目なのは、最新のAdobe Premiere Pro 15.4でのM1ネイティブの高速化が他のプラットフォーム以上で、速度自体も高速な点だ。
Adobeが公開したデータによるとWindows RTX 3090で6秒、Intel Macで10秒のところ、M1のMacBook Proは3秒とWindowsのハイエンド環境よりも高速になっている。(シーン検出の速度)
細かな検証は必要だが、現行のIntel CPUによるシステムよりも、現時点では最適化すればM1で利用出来る機能の方が圧倒的に高速になるプロセスも多そうだ。